節分は1年に4回ある!?

 

リス太:昨日の節分イベントは楽しかったね。昨日の活動はコチラ!

K君:そうだね!豆まきならぬ、的当てゲーム???

そもそも節分て何なの?

リス太:節分という言葉は、「季節を分ける」という意味が含まれているんだ。

四季それぞれの季節の始まりである「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日をさすんだよ。

 

K君:じゃあ「節分」というのは1年に4回あるということ?

リス太:現在では2月3日に訪れる「節分」のみが認知されているんだ。

K君:どうして2月3日なの?

リス太:季節は、「春夏秋冬」と書くように、一年の始まりは「春」だよね。

その春の始まりが、立春なんだ。

「立春」は、旧暦において1年(新年)がはじまる日として大切にされていたんだ。

新しい一年が始まる前日は現在の大晦日に当たるので、

4回ある節分の中でもとくに尊く思われるようになって、

「これから始まる新しい一年が、不幸や災いが無い一年になりますように」との願いを込めて

一年に一度、節分をこの時期におこなっていたんだ。

そしてだんだんと、節分といえば立春の前、という風に浸透していったようなんだよ。

 

K君:節分と言えば豆まきだよね?

「鬼は外、福は内」と言って、豆まきをするのはなんでかな?

そもそも節分に豆まきをするのはなんでかな?

 

リス太:今でも、大晦日には「大掃除」をするよね。

大掃除も、旧年中の埃や汚れ、言い方を変えると邪気など悪いものをなくし、

綺麗な体で、新しい年を迎えるという意味があるそうなんだ。

「昔は「季節の変わり目には邪気が出やすい」と信じられていて、

年の分かれ目である春分の前の節分(昔の大晦日)では

「追儺(ついな)」という鬼を追い払う儀式が行われていたんだ。

「豆打ち」が現在の豆まきとして広まっていったようなんだよ。

邪気というのは疫病(病気)や厄災(災害)を指すでしょ?

おめでたく新年を迎えるために大切なことだったんだね。

 

K君:なるほどね~。じゃあなんで豆?

 

リス太:なんで豆を使うのかというのはいくつか説があるんだ。

 魔目(豆=まめ):語呂合わせとして鬼(魔)の目に豆を投げつけることで、

「魔滅=魔を滅する」ということに通じ、その年が無病息災で過ごせるようにと、

豆を撒くようになった説。

 穀物は邪気を払う:昔は豆や米、麦といった穀物には

生命力や魔除けの力が備わっていると考えられていたんだ。

 平安時代の鞍馬山の鬼の話:京都の鞍馬山の鬼が都を荒らしたとき、毘沙門天のお告げに従い、

炒った大豆で目を攻撃したところ鬼を退治できたという説。

 

豆に限定されるようになった詳しいことはわかっていないんだ。

K君:豆まきに使う豆には「炒り豆(福豆)」を使うけど、その理由は?

リス太:「炒る」は「射る」にも通じるからなんだ。

それに生の豆を使用すると、拾い忘れた豆から芽がでてくると、

「魔」から目が出てくるということで、大変、縁起が悪いとされているんだ。

豆撒き後は、自分の年の数、または自分の年の数+1の豆を食べ、一年の無病息災を願うよ。

 

恵方巻きを食べる理由

リス太:現在の恵方巻きの由来とされているのは、江戸時代の終わり頃、

立春の前の日(つまり節分)に大阪の商人たちにおいて、

「商売繁盛」や「厄払い」の意味を込めて巻きずしを食べたのが始まりとされているよ。

ただいろんな説があって、これという明確な由来・発祥はよくわかっていないんだ。

節分に海苔巻きを食べるというのは以前では大阪の一部だけだったそう。

名称も「恵方巻き」ではなく、「丸かぶり寿司」などという風に呼ばれていたみたいだよ。

 

節分の日の慣わし

鰯の頭と柊木

リス太:鰯を焼いた時の煙と臭いが厄を祓うといわれ、

節分の日には家の入口に鰯の頭を柊の枝にさしておく風習があるよ。

鬼の嫌がる鰯の臭いと、柊の葉の棘に痛がって、

鬼が近寄らないので鬼門封じや厄除けになると昔から言い伝えられているよ。

地域によっては、にんにくやとべらなどの臭いのあるものをそえるところもあるんだって。

 

巻き寿司のまるかじり

リス太:関西を中心に、その年の恵方(年神様のいらっしゃる吉の方角)に

向かって無言で太巻き寿司を丸かぶりし、

「新しい年が良い年でありますようにー!」と願いながら食べるという風習があるよ。

巻き寿司を使うのは「福を巻き込む」からで、切らないのは「縁を切らないために」なんだって!

 

けんちん汁の由来

リス太:けんちん汁の由来もいろいろあるみたいだけど、

今回は2つ、紹介するね。

 江戸時代に中国から伝わったケンチュンと普茶料理(肉や魚を使わない料理)が起源で、

ケンチュンがなまってけんちん汁になった説。

 鎌倉の建長寺の僧侶が作った建長汁がなまって、けんちん汁となった説。

けんちん汁は具材や見た目が豚汁に似ていますがもともと精進料理であったため、

豚肉などの肉類や魚は入っていないよ。

 

K君:そこで・・・

今日、就労移行支援事業所リスタートではけんちん汁を食べたよ!

とってもおいしかった!

リス太:おいしかったね!

でも実は、豚肉が入ってたから正確には

けんちん汁ではないけど(笑)

K君:リス太くん、しーっ!

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