読解
2つの逆風 攻防厳しく
人手不足・残業規制 圧力に
人手不足が強まる中、政府の働き方改革による残業規制もあり、中小企業の経営者は厳しい状況にあります。
人を取れなければ売り上げは伸びず、人手不足による機会損失が1億円にも上る企業であっても、年々重くなる人件費を更に上昇することは難しいそうです。
さらに残業規制にも対応しなければいけないものの、大手の都合で仕事が振り回される中小企業にとっては同じ規制がかけられることも壁になります。
リーマン・ショック後の5年間で大企業の利益が2.1倍に伸びた一方で中小企業は1.6倍に留まり、年ごとに更に集積格差は広がっています。
介護サービスでは、日本人だけでは人手の確保が難しいと、外国人のパート従業員を受け入れ始めたところもあります。
企業数では日本の99.7%、従業員数でも70.1%を占める中小企業は日本の経済を支える存在ですが、これらの逆風により中小企業の体力は急速に奪われようとしています。
この記事を読んで・・・
・中小の労使交渉はあまり聞いたことが無かったので驚いた
・人を取らないことによる機会損失で年間1億円も出ているというのは怖い数字
・国会で決めたことがどこまで浸透するものか
・外国人のパートアルバイトの受け入れを始めるということは日本人の仕事がなくなるということでもある
・70%を占めている中小企業の従業員の賃金が改善されなければ日本の経済も上向かない
・トライアル雇用の支援などを国が中小企業向けにしてもいいのではないか
・そもそも人を雇う余裕がないから残業で退所するというのがおかしいのではないか
・企業は売り上げでなくなる被害者ではなく、労働者に過酷な労働を強いている加害者に見える
・企業の側も考慮して規制を行ってもまた抜け道が出たりしてほとんど意味を為さないのでは?
・本当に残業を規制する気ならば、残業しないと利益が出ないビジネスモデルを廃止して代わりの働き口を用意するくらいしないと変わらないのでは
などの意見が出てきました。
過労死などが問題になっている今、労働者の待遇改善のためにできる限りのことをしてもらいたいですね。
SST
これまでのSSTの内容はコチラ
「朝までそれ正解」
就労移行支援事業所リスタートでは、講座の前にいつもアイスブレイクを取り入れています。
今日はアイスブレイクとして、「朝までそれ正解」をやりました。
お題は・・・
「さ」で始まる「クマに襲われたときにすること」と言えば?
「さっさと逃げる」「催眠術をクマにかける」「最後の言葉を考える」「殺気を出す」「さりげなく挨拶をして通り過ぎる」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・
A班の答え:「笹団子を投げる」
B班の答え:「さりげなく叫んでサイコロを投げつける」
笹団子がクマの好物であるなどという話は聞いたことがありませんが、A班の答えでもしかしたらお供にでもなってくれるかも・・・?
B班の答えは、いくつかの答えを合体させたものですが、さりげなく叫ぶのがもう難しいのにサイコロを投げて果たして撃退できるのでしょうか・・・?
自分の特徴を伝えよう
今日は、「自分の特徴を伝える」というテーマの続きをやりました。
今日はポジティブな表現、考え方についてです。
自己PR講座でもやりましたが、「リフレーミング」と呼ばれる手法があります。
これは、物事の枠組み(フレーム)を組み立て直すことで、別の見方をすることを言います。
短所となる部分でも、言い方を変えることで長所としたり、ネガティブな受け取られ方をされないようにすることができます。
今日は、「いい加減」「融通が利かない」「些細なことが気になる」などの言葉をリフレーミングして言い換えてみました。
また、それを踏まえた上で、箇条書きで自分の特徴を書き出しました。
次回のSSTで、特徴の伝え方についてさらに詳しく考えていきたいと思います。