ストレスは心臓病まで引き起こす!? 身体の健康と精神の健康は表裏一体!

前回までの内容はコチラ

 

リス太:前回の「ライフイベントストレスチェック」、結果はどうだった?

K君:今のところは大丈夫だったよ。・・・でも、ストレスが重なることでどうして命を落とすことになるんだろう?

リス太:「キラーストレスとは・・・?」の記事で説明した、偏桃体のストレス反応の話は覚えてる?

K君:うん。心拍数や血圧の上昇に繋がるんだったよね?

リス太:そうそう。それじゃあ、絶え間なく次々にストレスが襲ってきたら、どうなってしまうと思う?

K君:それは、ストレスホルモンがどんどん分泌されてしまうから、血圧や心拍数も・・・あっ!

リス太:そうなんだ。ストレスは重なることでどんどん威力を増していき、ついには脳出血が起こったり、ストレスホルモンで血小板が固まってしまうことで血管が詰まってしまうこともあるんだ。

K君:1つ1つのストレスでは命を脅かすほどの変化はなくとも、いくつもストレスが重なることで危険性もどんどん増していってしまうんだね。

 

精神と身体の健康は繋がっている!

リス太:ストレスの危険な作用の一つには、心臓の血液を減らしてしまう、というものもあるんだ。

K君:それも、ストレスホルモンによるものなのかな?

リス太:うん。複数のストレスが重なった状態が続くと、血管の太さなどを管理している自律神経が興奮状態になってしまうんだ。

そうすると、血液をたくさん流すはずの心臓の血管を締め上げて、血液が流れなくしてしまうんだよ。

K君:精神にかかるストレスで、身体の方にも影響が出てしまうんだね。

リス太:うん。そして、前回長時間の労働や睡眠不足などの身体の疲労が精神に負担をかけてしまうこともあるっていう話もしたよね?

K君:そうか。身体が疲労すれば精神に負荷がかかるし、精神に負荷がかかれば身体に症状となって表れる・・・体と心の健康は切り離せず、一緒に考えなきゃいけないんだね。

 

若い女性はストレスに弱い!?

リス太:アメリカのエモリー大学で行われた実験によれば、男性は年齢が上がるにつれて心臓を流れる血液の減少量が増えていくのに対して、女性は逆に年齢が下がるにつれて減少量が増えるという結果が出たんだって!

K君:子育てや親の世話などもしなくちゃいけなくて、普段の生活で抱えているストレスが多い人が多いんだね。

リス太:そうなんだ。だから、蓄積したストレスによって警告もなしに心臓病が起きてしまって、亡くなってしまうケースが男性よりも高いんだ。

K君:マインドフルネスやコーピングを使って、ストレスを貯めこまないようにしないと!

リス太:もちろん、男女を比較した時に女性の方が影響を大きく受けるというだけで、男性は大丈夫というわけではないから気を付けてね!

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