リス太のビジネスマナー講座 職種を知ろう! ~SE・プログラマー編②~

前回までの内容はコチラ!

今日も、システムエンジニア(SE)やプログラマーの仕事について勉強しよう!
前回は、SE・プログラマーに必要なスキルや、仕事に就いて最初のうちにすることは何か、っていう話だったよね。
それじゃあ今日は、SE・プログラマーとしてある程度経験を積んでからのことを考えてみよう!

 

開発チームの一員としての心構え

既存のシステムの解析を進めて経験を積んだら、いよいよプログラムの開発に携わることになるよ!
待ってました! プログラムの開発は、どんな流れで行われるのかな?
うーん、そうだね。もちろん、実際には会社によって違いも多いんだけど、多くの場合はある特定のシステムの開発チームに加わることになるよ
開発チーム?
その通り!システムの規模によって何十人、何百人と所属するうちの一人になることもあれば、チームリーダーと2人だけ、なんてこともあるけど、システムの概要の説明や、どんな処理を行う部分の担当をするのかの説明を受けてから、チームの一員として動いていくことになるんだ。
開発チームに配属されたら、自由にプログラムを組んでいっていいんだね!
おっと、「自由に」っていうとちょっと語弊があるかもしれないね。
あれ?そうなの?
うん。プログラムには書く人の癖が出たりするものだけど、多くの場合、職場によって統一された作法のようなものがあるんだ。
個人が担当するのは大きなシステムの一部でだから、癖の強い書き方をしてほかの人が読むのに困るプログラムになってしまったら困るからね。
チームで一つの大きなものを作っていて、自分が担当するのはその一部・・・そう考えると、前回のエンジニアとも近い特徴があるんだね。
そうなんだ。チームリーダーから出された仕様書に則ってプログラムを作っていくわけだけど、個人で作っている部分だけを見ると、具体的にどんな機能の何の処理をする部分なのかわからないこともあるから、チームリーダーやほかの担当者と話しながら、システム全体における担当部分の位置づけや、処理の役割を確認する必要があるんだよ。
一人でPCに向かう仕事ってイメージが少しあったんだけど、チームワークやコミュニケーションが求められない仕事、っていうわけではないんだね。
それに、顧客が手法を指定してきたり、チーム内に開発上のルールがある場合もあるからしっかり確認して進めないといけないよ。
動けばいいじゃないか、と自分勝手なプログラミングをすると、システムの処理やメンテナンスの面で支障をきたすこともあるから注意しよう!

 

諦めない心が大事!

SEやプログラマーになるにあたって、何か心構えみたいなものってないの?
心構えかあ・・・そうだなあ、「諦めない心」かな?
諦めない心?
プログラミングを書いたら、当然それが動作するかテストを行う必要があるんだけど、無事動いたらそれで終わりってわけじゃないんだよ。
あとは何をしないといけないの?
まず、さっきも説明したように、個人が担当しているのは、何か大きなシステムの一部なので、テストの結果とプログラミングコードを合わせて、そのパーツの上位部分や周辺部分を開発している担当者が使えるように保存や管理を行ったり、テストを実施した報告をドキュメントにまとめたり、なんていう作業があるんだ。
なんだけど、システムの規模にもよるけどプログラミングとテストをしないといけない制作仕様はたくさんあるし、周辺のパーツも完成したらそれらを結合してテストしないといけないし・・・なんていう風に、「プログラミング」「テスト」「ドキュメント」を代わるがわる次々に作ったり、実行したりしていくことになるんだ。
それはなかなか大変そうだね・・・。
プログラムが動かなければ、その原因を突き止めて修正しないといけないし、時には突然仕様変更を打診されて、急遽プログラムを変更しないといけない、なんていうことも考えられるね。
それで「諦めない心」かぁ・・・。
確かに、半端な覚悟で挑んだら、正常動作するまでにくじけちゃいそうかも・・・。
たくさんの人の手で協力して進めるわけだから、自分一人が諦めたら、多くの人に影響が出てしまうんだ。
ここも、エンジニアと一緒だね。

 

納期は厳守!

諦めないのが大事と言ったけど、途中で諦めないだけじゃなくてもう一つ、絶対に守らないといけないものがあるんだ。
K君、なんだと思う?
絶対に守らないといけないもの・・・? あ、そうか! 納期だね?
その通り!システムを開発させて稼働させるのには納期が決められているから、必ずその日までに完成させないといけないんだ!
トラブルが起きて開発が遅れてしまった時はどうなるの?
そういう時は、残業や休日出勤で対応しないといけないこともあるね。
どこの会社も残業や休日出勤があるというわけではないけれど、納期を厳守しないといけないっていうことは肝に銘じておこう!
納入した後で、納入先の企業で調整をしたりすることもあるんだよね?
そうだね。そういう場合には、正常に稼働するまで現地で作業し続けることもあると思うよ。
システムを作っていくのは大変だ!
「諦めない心」をしっかり持っておかなくっちゃ!

 

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