リス太のビジネスマナー講座 職種を知ろう! ~SE・プログラマー編③~

前回までの内容はコチラ!

さあ、システムエンジニア(SE)やプログラマーの仕事についての話も3回目!用意はいいかな?
前回は、チームの一員として動くということや、諦めない心が大事、ということについてだったね!
今日は3回目にしてSE・プログラマー編の最終回! 顧客とのかかわり方や、一人前になるまでにどんな道のりが待っているのかを知っていこう!

 

顧客の声を形にするのがSE・プログラマーの仕事!

どんなシステムも、それを求める顧客に向けて作っていくんだ。
プログラムの作成を繰り返していくうちに、顧客との間で機能や仕様、技術などについて話し合う機会も出てくるかもしれないね。
そういう場面では、どんなことに気を付ければいいのかな?
まずは、顧客が求めている要求がどんなものなのかをしっかりとつかむこと!
それがわかったら実現するための方法を考えて、顧客に理解できるように説明をすることになるよ。
ここで了解を得ることができないと開発は進められないから、相手の話を理解して、自分の話を理解してもらえるように話ができるスキルが必要だね!
そういう仕事は、いつ頃からすることになるの?
多くの会社では、制作をメインに携わるプログラマーからSEへと転向していくことになるんだけれど、顧客と相談したり、っていうのは、SEとして任されることが多い仕事だね。
SEは、独りよがりの設計ではなくて、顧客が運用しやすく、満足してもらえるように、”お客様目線”で考えたり、プログラマーが作業しやすいように”制作者視点”で考えたりなど、全体を見通す広い視点を持つことが必要になってくるんだ。

トラブル処理に備えよう

プログラマーっていうと、納品した先でトラブルが起きてしまった時に復旧作業が大変!っていうイメージがあるんだけど、実際のところどうなの?
うーん、そうだね。設計ミスや作成ミスがまったくなくて、不具合が絶対に起きない!なんていうことはないだろうね。
不具合が起きた時には、その原因をつきとめて速やかに対応するために色々なケースを想定してテストを行い、部分ごとにプログラムを検証していかないといけないよ。
実際にシステムを稼働させて再現性を見たり、動作の整合性を確認したり・・・試行錯誤の連続だね。
解決するまで地道に根気よくやっていかないといけないから、肉体的、精神的に負荷がかかってしまうこともあるんだ。
しっかりと自己管理して、「諦めない心」で乗り越えよう!

WEB系開発者とSE・プログラマーの違い

そういえば、WEBデザイナーなんかの仕事は、SEやプログラマーとはまた別のものなの?
WEB系の開発者についてだね? デザイナーやディレクターは、人気のある職業だよね。
これらの仕事も、顧客の求めるものをしっかりと把握して作っていくPC系の仕事、という意味ではSEやプログラマーと似ているね。
どんな違いがあるんだろう?
大きな違いは、機能だけでなく「見栄え」などのビジュアル面が重視されることかな?
機能させることが主目的のプログラミングとは違って、多くの人を惹きつけるようなデザインを作って、そこに機能や仕掛けを組み合わせることで、魅力のあるWEBサイトを作っていかないといけないんだ。
WEBサイト制作のためのスキルには、デザインの知識や緻密さなんかも含まれて来るんだね。

 

一人前になるために

ズバリ、SEやプログラマーとして一人前になるために必要なことってなに?
まず、何をもって一人前と呼ぶのか、というところだけど・・・そうだね。顧客と交渉してシステムや仕様をまとめる、という仕事ができるようになること、かな。
経験年数もやっぱり重要なのかな?
会社にもよるから確実には言えないけど、こういう仕事は、経験年数よりも経験したプロジェクトの数だったり、実績が重視されることが多いかも。
それに、最新の知識やテクニックももちろん必要になるけれど、膨大な量のプログラムを作り上げる忍耐強さだったり、急な仕様変更や納期の変更にも対応できる柔軟さ、チームとして動いたり、自分だけでなくほかのメンバーや開発自体の状況にも目を向けるマネジメント能力、顧客やチームのメンバーに対応するコミュニケーションスキル、それからトラブルの原因を見つける鋭さ・・・などなど、SE・プログラマーには様々なスキルが要求されるんだ。
一人で開発を行うような場合は、チームとして動く苦労の代わりに、すべての作業を自分でこなさないといけないわけだし・・・どっちにしても、すごく大変だ!
知識にしても覚えることは多いよ。最近のシステムは、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、データベース、セキュリティ・・・様々な範囲の知識の組み合わせで成り立っているんだ。
全部覚えられるか自信がなくなってきたよ・・・。
すべてを深いレベルまでカバーするのは難しいけど、一つでも多く専門的に扱える分野を習得していくことが技術者として大切なことだよ。
技術者は世界にたくさんいるから、一人前になってからも勉強を続けて知識をつけていかないと、あっという間に置いて行かれちゃうかもしれないからね。
「諦めない心」で日々コツコツと頑張っていこう!

 

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