自動思考の中にある認知の歪みを探そう! 10月18日
読解
各候補・政党の主張
報道やネット
安倍首相が9月25日に衆院解散を表明後、野党第1党の民進党が分裂しました。
その結果、自民・公明両党と、希望の党・日本維新の会、共産・立憲民主・社民各党の3勢力が争う構図となっています。
消費税やエネルギー政策、憲法改正などに対する考え方を掲げ、安部政権が続く方が良いのかどうか、有権者は問われています。
政党や候補者の主張は、新聞やテレビ報道、ニュースサイトなどで比較することができます。
特に新聞の地域面であれば、選挙区ごとに候補者の経歴や考え方、趣味や家族構成などまで、詳しい情報が載っています。
また、政党や候補者が発信する情報も多く、ソーシャル・ネットワーキング・サービスに政治理念や街頭演説の動画を掲載する候補者もいます。
駅前などでは候補者本人の演説を聞く機会もありますし、実物はポスターと全然違うということもあります。
自治体の選挙管理委員会は「選挙公報」に候補者の顔写真や公約などを載せて、各家庭に配るとのことです。
この記事を読んで・・・
・選挙の実感がない
・SNSを上手く使用した方は有利だ
・禁止行為をもっと宣伝して欲しい
・日本は党や無所属が多すぎる
などの意見が出てきました。
今回の選挙は政権交代の可能性もあるのでより重要なものですね!
SST
就労移行支援事業所リスタートでは、講座の前にいつもアイスブレイクを取り入れています。
今日はアイスブレイクとして、「朝までそれ正解」をやりました。
お題は・・・
「ひ」「び」「ぴ」で始まる丸いものと言えば
「ビートル(車)」「ひよこ(お菓子)」「日の丸」「ピンポン玉」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・
A班:ビン底眼鏡をかけたピカチュウ
B班:瞳に映った百円玉
A班はビン底眼鏡という答えとピカチュウという答えを組み合わせてユニークな正解になりました!
B班は「瞳」と「百円玉」という答えの融合ですね。光っているのを見つけてまさに拾おうとしているところでしょうか。
就労移行支援事業所リスタートの今日のSSTでは、前回までの「3つのコラム」によって見えてきた自動思考に注目しました。
自動思考がマイナスの気分や感情につながってしまっているとき、多くの場合、自動思考の中に「認知の歪み」が含まれています。
「認知の歪み」を見つけ出すことで、自動思考に悪影響を与えている原因を知り、次の「5つのコラム」によって反証を作りやすくなります。
自動思考に含まれる特徴的な認知の歪みとして、以下のものが挙げられます。
①根拠のない決めつけ
証拠がないにもかかわらず、思い付きを信じ込んでしまいます。
例)初めての仕事が上手くいかないと、この仕事はこれから先も自分にはできないのだと決めつけてしまう。
②白黒思考
曖昧な状態(灰色)が許容できずに、物事をすべて白か黒かと極端に二分して考えてしまいます。
例)他がしっかりできていても一つでも完璧にできていないものがあると、失敗だと考える。
③部分的焦点づけ
自分が着目していることだけに目を向けて、短絡的に結論付けてしまいます。
例)苦手意識を持っている人とたまたますれ違ったときに相手が挨拶をしてこないと、自分は嫌われているのだと考える。
④過大評価・過小評価
自分が関心のあることは拡大してとらえる一方で、自分の考えや予想に合わないことは小さくとらえます。
例)人と話すのが苦手だと考えているために、うまく話せた時のことはすぐに忘れてしまい、話せなかった時のことばかり思い出す。
⑤べき思考
「こうするべきだ」「ああするべきではなかった」などと悔んだり、自分の行動を縛ってしまいます。
例)「主婦なら完璧に家事をすべきだ」という考えがあり、家事が上手くいかないと強く自分を責める。
⑥極端な一般化
少数の事実を取り上げて、それ以外のすべても同様の結果になるだろうと決めつけてしまいます。
例)たまたま一つのプロジェクトが思い通りに進まなかったときに、過去の少数の失敗を思い出し、自分はいつも失敗してばかりだと考える。
⑦自己関連付け
何か悪いことが起きると、たとえそれが自分に関係ないことであったとしても、自分のせいであると責めてしまいます。
例)子供が問題を起こしてしまったときに、しっかり育てられなかった自分すべて悪いのだと強く自分を攻める。
⑧情緒的な理由付け
たった今感じている自分の気持ちに基づいて現実を判断してしまいます。
例)新しい仕事に対して不安を感じると、「初めてでよくわからないから不安になっている」と考えるのではなく、「こんなに不安になるのだから自分にはできないほど難しい仕事に違いない」と考えてしまう。
⑨自分で実現してしまう予言
自分で否定的な予測を立てて、その予測によって自分を制限してしまったために予測通り失敗し、予測通りだったと信じ込んで悪循環に陥いってしまいます。
例)「人前で話そうとすると声が震えるのではないか」と心配しすぎた結果意識過剰になって本当に声が震えてしまい、「やはり思った通りだった」と考える。
次回は、前回例として挙げた職場や子供のことで悩んでいる状況で浮かぶ自動思考から認知の歪みを探していきます。