リス太のビジネスマナー講座 職種を知ろう! ~人事編②~
前回までの内容はコチラ!
今日も人事の仕事についてやっていくよ!
前回、給与計算について、給与の算出までの流れを聞いたけど、そこまで来てもまだ終わりではない・・・んだったよね?
そうなんだ。それに、定型業務でありながら、「定型」では済まない部分もあるから、今日はその話をしていくよ!
続・給与計算は定型業務・・・?
さて、前回給与の算出が終わったわけだけど、次にするのは何だと思う?
えーと、前回は確か、複数に渡ってチェックを行っていたし、もしかしてまた・・・?
いい着眼点だね! その通り、計算自体は自動でやってくれることが多いんだけど、そのあと総括表と比べて相違がないかチェックするんだ。
相違があったら、各従業員の支給・控除・勤怠をすべて照合していって、どこが間違っていたのか調べていくよ。
相違があったら、各従業員の支給・控除・勤怠をすべて照合していって、どこが間違っていたのか調べていくよ。
会社のお金に直接関わることだから、間違いは許されないってわけだね。
確認ができたら給与の振込手続きに移るわけだけど、経理担当と伝票を作って、支払額、納付額、振込額を集計していくんだ。
最後までミスを起こさないようにしっかりと確かめなくっちゃね!
不一致が出たら、ミスの場所を特定して修正するわけだけど、どこにミスがあるのか速く特定できるようになることが、仕事の上達と言うこともできるね。
ミスがなくなって金額に問題がなければ、ついに振り込みだね?
そうだね。給与振込データを金融機関に送信して、各従業員の口座に振り込まれるように処理を行っていくよ。
この時、指定期日に振り込まれるように処理するんだけれど、そのためには送信作業をそれより前に終わらせないといけないんだ。
この時、指定期日に振り込まれるように処理するんだけれど、そのためには送信作業をそれより前に終わらせないといけないんだ。
そっか。毎月給料日に給与が振り込まれるようにするためには、人事の人がそれまでに給与を計算して、ミスがなくなるようにしっかり確認しておかないといけないんだね。
振込作業が終わったら、従業員全員の給与明細書を作成するよ。
ふう、これでようやく給与計算は終わりかあ。大変だったね。
待って待って! まだあと1つだけ!
ええっ?まだやってないことがあるの!?
従業員の給与から、天引きされているものがあるでしょ? その処理がまだ残ってるよ!
天引き・・・そうか! 保険や税金だね?
そうそう! 健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、所得税、住民税・・・これらを支払先に応じて集計して、支払の処理をするのも人事の仕事なんだ。
これまた失敗は許されないから、念入りにチェックしないとだよね。
お金を扱うっていうのは、大変なことなんだなあ・・・。
お金を扱うっていうのは、大変なことなんだなあ・・・。
決まりきった流れだけでは務まらない人事の仕事!
給与計算についてはこんな感じだけど、どうだった?
思ってたより、ずっと大変そうだったよ! たくさんのデータを、ミスがないように丁寧にしっかりとチェックしていかないといけないんだね。
しかも、定型業務と言ったけれど、実は例えば雇用保険や社会保険に関する法律は、随時改正されているよね? そうするとどうなると思う?
それはもちろん、改正に合わせて処理の仕方も変わってくるよね?・・・って、そっか!
そう! これが定型業務と言いながら「定型」では済まない部分なんだ。
それに、従業員全員に対して個別に対応しないといけないので、これも「定型」とは言い難いところだね。
それに、従業員全員に対して個別に対応しないといけないので、これも「定型」とは言い難いところだね。
毎月必要な業務だけど、まったく同じことを繰り返せばいいわけじゃなくて、色々なところに目を向けて臨機応変に対応していかないといけないんだね。
そして、今説明したのは毎月の給与計算だけど、これに加えて賞与や年末調整事務も並行して対処しないといけないんだよ。
ううーん、とてもじゃないけど、簡単な仕事とは言えないんだね。
人事を目指すなら、期限までにミスなくしっかり終わらせることをちゃんと意識していかなくっちゃ!
人事を目指すなら、期限までにミスなくしっかり終わらせることをちゃんと意識していかなくっちゃ!
次回は、人事の仕事の特徴についてみていくよ!