認知の歪みを見極めよう! 11月1日
読解
診療報酬マイナスに
来年度、薬価大幅下げ
厚生労働省と財務省は2018年度予算編成で、医療行為や薬の対価として医療機関が受け取る診療報酬をマイナスにする方針です。
薬の公定価格である「薬価」を大きく下げ、医師の人件費と合わせた報酬全体を引き下げます。
国の財政状況は厳しく、社会保障費の見直しは避けられません。
全体のマイナス改定が固まったのを受けて、医師の人件費の見直しが焦点となります。
診療報酬は医療サービスの公定価格で、2年に一度見直し、社会保障費抑制の柱になりそうです。
医師の技術料にあたる「本体」と薬価相当分で構成され、全体がマイナスになるのは16年度改定から2回連続となります。
政府は18年度予算で、何もしなければ6300億円増と見込む社会保障費の伸びを5千億円増に抑える方針です。
年金や介護で大きな抑制政策は予定していないため、1300億円のうちの多くを薬価下げによる診療報酬の引き下げでまかないます。
この記事を読んで・・・
・患者の負担が減る感じではないので残念だ。
・負担と給付が見合っていない。
・国の財政のために医療費にメスが入るのは良いと思う。
・使う側としては効果があるが高い商品が値下げされるのは嬉しい。
・医師の収入がどれくらいなのか不透明。
などの意見が出てきました。
高価薬で困っている人のための値下げは嬉しいですね!
SST
就労移行支援事業所リスタートでは、講座の前にいつもアイスブレイクを取り入れています。
今日はアイスブレイクとして、「朝までそれ正解」をやりました。
お題は・・・
「く」「ぐ」で始まる「気まずいこと」と言えば
「グループワークで60分間沈黙」「「クリリンのことかー!」が若い世代に通じなかった」「クラスが同じだけの人と二人きり」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・
グループLINEで既読無視
「グループLINEで既読無視」は想像がしやすいだけに気まずさも浮かんできてしまいますね・・・。
就労移行支援事業所リスタートの今日のSSTでは、前回に引き続き、自動思考に含まれる認知の歪みを、例文の中から探す練習をしました。
今回やったのは、子供が勉強せずにゲームばかりしており、夫にそのことを相談するも「ほっといていいんじゃないの」と取り合ってもらえない・・・という状況で出てきた自動思考についてです。
例えば、この状況で夫に対し、「少しくらい相談に乗ってくれてもいいのに、無視することはないじゃないか。」という自動思考が出てきたとしたら、次のうち、どのような認知の歪みが含まれていると考えられるでしょうか。
①根拠のない決めつけ
②白黒思考
③部分的焦点づけ
④過大評価・過小評価
⑤べき思考
⑥極端な一般化
⑦自己関連付け
⑧情緒的な理由付け
⑨自分で実現してしまう予言
この例文であれば、含まれていると考えられる認知の歪みは、「①根拠のない決めつけ」「③部分的焦点づけ」の2つです。
まず、夫が意図的に「無視している」と決めつけていますが、ここに根拠はありません。
また、夫が相談に乗ってくれないという部分にのみ目を向けており、たまたまその時疲れていただけで、いつも話を聞いてもらえていないわけではないということも考えられます。
サンプルで認知の歪みの探し方がわかったところで、今度は自分の自動思考に含まれる認知の歪みを探していきます。