根拠と反証を考える練習をしよう! 11月29日

ファミマで洗濯も コインランドリー併設500店

本日の新聞読解のトピックは、「コインランドリー事業に参入するファミリーマート」についての記事についてでした。
以下、記事の要約です。

ファミリーマートはコインランドリー事業に参入する。駐車場がある店舗を中心に併設店舗を2019年度末までに500店展開し、改装や機器導入に100億円強を投じる。コインランドリー市場は洗濯時間を減らしたい共働き夫婦などの利用が増え、この10年で3割拡大している。一方でコンビニエンスストア来店客数は伸び悩んでおり、集客増につなげる。コインランドリー併設店はファミマの全約1万8千店のうち、駐車場がある1万2千店を中心に展開する。新店や改装店ではコンビニと一体となった店舗を開く。まず18年3月にも関東地方の2店舗の敷地内にコインランドリーを併設する。18年度中に100店、19年度には500店に広げる計画だ。実現すればコインランドリー業界で最大規模の店舗網となる見通しだ。標準型の併設店では洗濯機や乾燥機を計15台置き、無人で24時間運営する。

この記事に対する利用者さんの感想・意見

  • 100億円投資できるのは儲かっている企業だなと思った。
  • 洗濯の待ち時間にイートイン需要はあり工夫がすごいと感じた。
  • 既存のコインランドリーが厳しくなると思う。
  • 外国人の需要が増えて行きそう。
  • 深夜の利用客が増えて治安が悪くなりそう。

などの意見がでました。
利用客のニーズにマッチしたサービス展開は嬉しいですね!

SST

就労移行支援事業所リスタートでは、講座の前にいつもアイスブレイクを取り入れています。
今日はアイスブレイクとして、「朝までそれ正解」をやりました。

お題は・・・

「ほ」「ぼ」「ぽ」で始まる ありがちな遅刻の言い訳は?

「ぼったくりにあった」「星を見過ぎた」「ホテルに頼んだモーニングコールが来なかった」「ポンキッキーズを見ていた」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・

A班:保育園に子供を送っていたらボヤ騒ぎがあった
B班:ぽかぽかお布団からなかなか抜け出せず、さらにボイコットで地下鉄が止まっていた

A班の答え、毎朝子供を送るのも大変なのに、ボヤ騒ぎにまで巻き込まれたら、これはもう仕方ないですね・・・。
B班は二つの答えの融合ですが、冬の寒い時期、なんとか家から出たのに電車が動かないのはやりきれない気持ちになりますね。

5つのコラム<根拠と反証>

就労移行支援事業所リスタートの今日のSSTでは、第4のコラム「根拠」と第5のコラム「反証」を作る練習をしました。
「新しい職場に移ってからわからないことがあるが聞けない」という例や、「仕事でミスをしてしまった後、飲み会に自分だけ誘われなかった」などといった例から、自動思考を裏付ける根拠となる事実と、自動思考と矛盾する事実をそれぞれ探しました。

新しい職場に移ってからわからないことがあるが聞けない

この例では、以下のような状況になっています。

・仕事の内容がよくわからない。
・聞き上手だと言われたことがある。
・人に話しかけるときにいつも緊張している。
・少しは慣れてきた仕事もある。
・話すのをためらってしまうことがある。
・時間があるときには同僚や上司が教えてくれている。
・言いたいことが言えないことがよくある。
・仕事が停滞してしまっているが、まったく進んでいないわけではない
・本当に必要なことは最後には言える

この中から、以下の2つの自動思考に対して、根拠と反証を探しました。

1)どうして積極的になれないのだろう。こんな消極的では、仕事が先に進んでいかない。
2)引っ込み思案な自分が情けない。仕事も人間関係もうまくできない自分は、社会人として失格だ。

根拠

自動思考の根拠となるのは、それぞれ

1)仕事の内容がよくわからない。実際に仕事が停滞している。
2)人に話しかけるときにいつも緊張している。
言いたいことが言えないことがよくある。

などというようになります。
人に話す時に緊張してしまい、聞きたいことを上手く聞けないために仕事が進まず、そのことから「自分は社会人として失格だ」などといった考えにもつながってしまっています。

反証

一方、反証となるのは

1)慣れていない仕事には誰でも戸惑うが、少し慣れてきた部分もある。
同僚も、上司も、時間があるときには教えてくれるし、少しずつは仕事も進んでいる。
2)自分は聞き上手だと言われることがある。ためらっていても、本当に必要なことは最後には言えている。

というところです。
初めての仕事でわからないところが出てくるのは当たり前のことですし、自分から聞くのが苦手でも、聞き役に回るコミュニケーションはできており、仕事も完全に停滞しているわけではないようです。

このように、自動思考に対してそれを裏付けるものと矛盾するものを周囲の環境から見つけることが、バランスの良い考え方をするためのカギとなります。
この時、「誰々はこう思っている」などといった自分の想像は含まず、事実のみで考えることが重要です。

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