続・根拠と反証を考える練習をしよう! 12月6日

自宅便利で娯楽あり 2017年ヒット商品番付


本日の新聞読解のトピックは、「日経MJのヒット商品番付」についてでした。
以下、記事の要約です。

日本経済新聞社は2017年の日経MJヒット商品番付をまとめた。生鮮など取扱商品を増やして消費者の生活を便利にする一方、宅配料金の値上げを引き起こした「アマゾン・エフェクト」を東の横綱に選んだ。家で過ごす時間を楽しく、便利にする製品やサービスが消費をつかんでいる。アマゾンジャパンは生鮮食品を自宅に届ける「アマゾンフレッシュ」を4月に始めた。ネット通販の巨人は宅配する製品群を増やす一方、動画や音楽の有料会員向け配信サービスを広げている。自宅に居ながら商品を受け取ったり、コンテツを楽しんだりするサービスが次々に消費者を囲い込んだ。顧客を奪われる国内小売りはアマゾンの動きに神経をとがらせた。セブン&アイ・ホールディングスとアスクルが11月、生鮮品の宅配サービス「IYフレッシュ」を始めるなど各社は対決姿勢を強める。

この記事に対する利用者さんの感想・意見

  • AIの商品が増えてきている印象だ。
  • 新しい商品が頻繁に出てきてついていけない。
  • アマゾンの影響力が大きい。
  • 便利さが上位に食い込んでると思った。
  • ウーバーイーツに興味を持った

などの意見がでました。
来年は日本企業の商品も応援していきたいですね!

SST

就労移行支援事業所リスタートでは、講座の前にいつもアイスブレイクを取り入れています。
今日はアイスブレイクとして、「朝までそれ正解」をやりました。

お題は・・・

「た」「だ」で始まる テンションの上がるものは?

「大三元」「ダブルスコア」「ダイナマイト」「タイムリーヒット」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・

A班:大好きなあのコからの告白/たらこ色のディーゼルカー/タクシー/宝くじが当たる
B班:ダンジョンクリアしたら棚ぼたで大金をゲット

A班は意見がきれいに割れたのですべて正解!ということにしました。個人個人の価値観が見えて面白いですね。
B班の答えは複数意見が合わさったものですが、ゲーム好きならあるあるなシチュエーションですね。

5つのコラム<根拠と反証>

就労移行支援事業所リスタートの今日のSSTでは、前回に引き続き、第4のコラム「根拠」と第5のコラム「反証」を作る練習をしました。
今回は、「仕事でミスをしてしまった後、飲み会に自分だけ誘われなかった」などといった例における、自動思考を裏付ける根拠となる事実と、自動思考と矛盾する事実について考えてみます。

仕事でミスをしてしまった後、飲み会に自分だけ誘われなかった

この例では、以下のような状況になっています。

・上司が自分の同僚を飲みに誘い、自分は誘われなかった。
・新規プロジェクトに抜擢された。
・プロジェクトの仕事で繰り返しミスをしてしまった。
・今やっている仕事以外のことで叱られたことはない。
・過去には上司に飲みに誘われたこともある。

この中から、以下の3つの自動思考に対して、根拠と反証を探しました。

1)私はまたミスをしてしまった。どうして私は何をやってもだめなんだろう。
2)それにひきかえ同僚は上司に飲みに誘われている。私は上司に嫌われてしまったのだろうか。
3)世間は私みたいな人間でなく同僚のような人間を必要としているんだ。私は世の中の役に立たない人間なんだ。

根拠

自動思考の根拠となるのは、それぞれ

1)仕事で繰り返しミスをした
2)上司にミスを指摘された
3)上司が同僚を飲みに誘い、自分は誘われなかった。

となります。
仕事でミスをし、それを指摘されたあと、飲みに誘われなかったことで、「自分は嫌われている」「世間は自分を必要としていない」というような考えとなってしまっています。

反証

一方、反証となるのは

1)今やっている仕事でミスしてしまっているだけで他の部分は問題ないし、今の仕事が合わずとも他の仕事は試していない。
2)以前には自分も上司に飲みに誘われたことがある。
3)自分は新規プロジェクトに抜擢された。

というところです。
確かに、仕事でミスをしてしまったかもしれませんが、それは新しいプロジェクトで慣れていない仕事であって、それだけで自分はダメな人間だとする根拠にはなりません。
また、今回はたまたま誘われなかったかもしれませんが、過去には飲みに誘われたこともあり、上司に嫌われてしまったことを示す事実もありません。
さらには、新規プロジェクトに抜擢され、任されているということは、必要のない人間である、などとは言えないのではないでしょうか。

自動思考のチェックによって、認知の歪みを見つけることができれば、そこから自動思考が現実と矛盾している点を探しやすくなります。
根拠と反証を見つけることができたら、次は視野を広げたバランスの良い考えを探していきます。

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