第6のコラム:適応的思考を考えよう! 12月20日
SST
「ま」で始まる 貰って嬉しい誕生日プレゼントと言えば?
就労移行支援事業所リスタートでは、講座の前にいつもアイスブレイクを取り入れています。
今日はアイスブレイクとして、「朝までそれ正解」をやりました。
「マフラー」「マイケル・ジャクソンのCD」「マグロ」「マイホーム」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・
A班:薪ストーブ
B班:マネーと「抹消」する能力
A班の薪ストーブ、今の寒い時期にはありがたいですが、設置がなかなか大変そうですね!
B班は二つの答えで票数がピッタリ分かれた・・・のですが、お金が欲しい!という現実的すぎる考え方と、いらないものなどを自由に消すことができる力、という非現実的な答えとなりました。
第6のコラム:適応的思考
今日のSSTでは、第4のコラムと第5のコラムで考えた根拠と反証をもとに、現実に即した「適応的思考」を作る練習をしました。
適応的思考の作り方は、以下の通りです。
①根拠が自動思考に完全に矛盾する場合には、その根拠に基づいた新しい見方を書くようにします。
②根拠・反証が部分的に自動思考を裏付ける場合には、両方を要約し、よりバランスのとれた見方を書くように
します。
③これらの新しい考えをどのくらい信じているか、0~100パーセントの100段階で評価します。
大事なのは、ばかばかしいと思えるような内容であっても、簡単にでも書き出しておくことです。
何故なら、強いストレスがかかっているときは視野が狭くなっており、あとで見直すと役に立つ考えでも、意味がないと判断してしまう危険性があるからです。
また、気持ちが動揺しているときには「いつも○○だ」「絶対に○○に違いない」というように極端な形で判断してしまいやすくなるため、100段階で評価することにより、その傾向を抑え、相対的に判断しやすくなります。
適応的思考を作るときにも、親しい人が今の自分と同じ状態だったらどうアドバイスするか、自分の信頼している人であればどのような見方をするかなどを考えてみると良いでしょう。
次回は、これまでと同じサンプルを使ってコラム法を完成させてみたいと思います。