ワークショプ「成功体験と失敗体験、どちらが人生に必要か」
新聞読解「キャッシュレス「後進国」に焦り 訪日客の消費減懸念」
本日の新聞読解のトピックは、「キャッシュレス決済」についてでした。
以下、記事の要約です。
クレジットカードや電子マネーなどで支払うキャッシュレス決済が日本で広がらない。
主要国では日現金決済の比率が5割を超える中、日本は2割にとどまる。
政府はカードの利用が多い訪日客の購買機会を逃したり利便性を損ねたりしかねないことを懸念。
焦る経済産業省内では「現金主義」からの転換に向け、税優遇や補助金を創設する案が浮かんでいる。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 手元に現金がないと不安になる気持ちはよくわかる。
- 訪日客が日本で買い物をするのは全国ではないと思うので、あまり訪日客が見込めない地域ではカード会社に支払う手数料の負担が大きいと思う。
- キャッシュレス決済を中心に変えていくのは難しそう
- 韓国が圧倒的に高い比率でキャッシュレス決済を実現できているのはすごいと思った。
訪日客の買い物による機会損失は防ぎたいところですが、今の現金中心の生活を変えていくのはすぐには難しそうですね。
ワークショプ「成功体験と失敗体験、どちらが人生に必要か」
就労移行支援事業所リスタート高田馬場では、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。
ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。
また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。
今日のテーマは、「成功体験と失敗体験、どちらが人生に必要か」というテーマでした。
成功体験と失敗体験・・・どちらにも大きな意味がありますし、両方ともが必要となる、と考える方も多いのではないでしょうか。
しかし今回は、これらの2つを比べて、より必要なものはどちらかを考えてもらいました。
利用者さんの回答
Aチーム:
Aチームは、個人の意見としては成功派のほうが多くいました。
Aチームの考えとして人生の目的は幸せになることであり、成功体験を積むことで次のステップに進みやすくなる、ということが成功のメリットとなりました。
一方で、成功すると満足してそこで止まってしまうことも考えられ、失敗体験によって過ちを繰り返さないよう、反省する機械を得られる、という意見もありました。
最後に、失敗によって成功に導かれるのだ、ということになったのですが、そのために失敗体験が重要なのか、成功体験が重要なのか、という結論を出す前にタイムアップとなってしまいました。
Bチーム:
Bチームは、Aチームと逆に失敗派の人が多くいました。
失敗のメリットとして、なぜ失敗したかを考えることで、失敗から学ぶことができる、という点や、それによって大きな失敗を起こさなくなる、といった意見が挙げられました。
一方で成功派の意見としては、失敗すると気持ちが塞いでしまい、次に気持ちが塞いでしまう、という意見もありました。
しかし、その上で、Bチームでは失敗体験から学ぶことの方が大事である、という結論となりました。
スタッフからのコメント
2つのチームで、多数派の意見が違ったのが面白いですね。
このような、意見が割れるテーマの時には、双方のメリット・デメリットに目を向けた上で、どちらのほうが良いのか、それぞれの立場で話し合う必要があります。
多数決等で決めず、納得によって意見をまとめられると良いですね。