ワークショップ「スピードと質、どちらが重要か」
目次
新聞読解「完全自動運転 開発が急ピッチで進む」
本日の新聞読解のトピックは、「自動運転車」についてでした。
以下、記事の要約です。
好きな場所に無人車手配。
サービス開発はや号砲。
運転が完全自動化され、運転のための人の労力が必要なくなるとカーシェアリングが拡大すると世界の自動車産業は見立てている。
個人の車に人が乗る時間は所有している時間の2~4%にすぎないといわれる。
自動で動く車のシェアリングなら、運転に不安のある高齢者や免許を取れない子どもが一人で乗れる。
モビリティ-としての車の頻度が上がり、1台の車を多くの人が共有するようになると考えられている。
PWCコンサルティングは2030年までに移動距離の最大37%はカーシェアリングや自動運転車、ライドシェアなど新しい移動手段が占めると予測する。
スマートフォンが登場したことでカーシェアやライドシェアという概念が世界で広がった。乗れる車がどこにあるかがアプリ上で共有できるようになったためだ。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 映画鑑賞していて事故が起きたら怖い。
- 自動運転についてはもっと慎重になったほうが良いと思った。
- 将来的に空を飛べる車に乗ってみたい。
- 法律や責任の所在など難しそう。
技術よりも法的な問題に時間がかかりそうですね。
就活SST
『た』で始まる身体によさそうなものは?
就労移行支援事業所リスタートでは、講座の前にいつもアイスブレイクを取り入れています。
今日はアイスブレイクとして、「朝までそれ正解」をやりました。
「たくあん」「体操」「タラ」「足袋を履く」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・
Aグループ「たんぱく質を摂り、畳の上で太極拳」
しっかりとたんぱく質を摂ってから、太極拳を畳の上で。確かになんだか身体に良さそうな気がしますね。
職場での問題に対処する
①応援を頼むときは
来月の新製品の発売準備のため、本社に申請して応援の要員を頼むことにしましたが、応援に来てくれるのは売り場経験のない若手社員です。
この場合、申請書を作成するにあたってどんなことを書けばいいでしょうか。
利用者さんの意見
- 来店客数の増加予想
- 必要な要員数
- 要員の必要期間
来店客が増えそうということで応援の要員を申請するのですから、来店者がどのくらい増えそうか、経験のない若手社員をどのようにして応援要員にするかなどの計画を立て、申請の際に伝える必要があります。
②自己管理
新人研修で、「今後は社会人として、何事も厳しく自己管理をするように」と話すことにしました。
ここでの自己管理とはどのようなことでしょうか。
利用者さんの意見
- 仕事上の期日、約束の時間、出勤時間を守る
- 生活態度や健康に気を付け、急な欠勤などをしないようにする
- 公私のけじめをつける
自己管理とは、仕事上必要なルールや秩序を自分の意志で守ること、と言い換えられます。
そのため、ルールや秩序を守った行動が答えとなります。
「スピードと質、どちらが重要か」」
就労移行支援事業所リスタート高田馬場では、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。
ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。
また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。
今日のテーマは、「スピードと質、どちらが重要か」というテーマでした。
仕事において、早く終わらせることと、質の良いものを作ることの両立は永遠のテーマと言えるのではないでしょうか。
この2つのうち、優先するべきはどちらなのでしょうか?
多少の質は犠牲にしてでもスピードを求めるべきなのか、時間がかかっても、より良いものを作るべきか。
ディスカッションをしてもらいました!
利用者さんの回答
Aチーム:
Aチームは、スピード重視でした。
メリットは仕事を速く回せることです。
デメリットはミスが起きやすいことや、仕事を多く回されることが挙げられますが、サイクルを多く回すことで対策できるのではないか、ということでした。
一方で、質のメリットとして自分の納得できる物が作れるというものがありました。
しかし、社会ではスピードが最優先で、期限に間に合わないと信用問題になることから、スピードを重視するという結論になりました。
Bチーム:
Bチームも、スピード重視という答えになりました。
期日までに仕事を終わらせるのが大前提であり、スピードを出してミスがあっても、期日よりも前に余裕を持たせて終わらせることができれば、そこから質を高めていくことができる、というのが、スピードを優先する理由です。
質派の意見として、スピードを重視して薄利多売にすることで、無理なスケジュールで体を壊すことにも繋がってしまうので、のんびりと一つ一つの仕事に打ち込んで価値を高めていきたい、というものもありました。
スタッフからのコメント
初めは質派が多かったにもかかわらず、話し合っていく中で、スピードを優先することで、結果的に質を高めることができるのではないか、という話になるなど、ディスカッションを行うことで様々なことが見えてきました。
どちらも大切であるものに優先順位をつけるのは難しいことですが、両方を大事にするからこそ、どちらかを優先して考えることも重要かもしれませんね。