リス太のビジネスマナー講座 ~自分自身の特性は、どこまで会社に伝えればいい?~

前回までの内容はコチラ!

リス太君。一つ聞いてもいい?
なにかな?
障害特性のことなんだけど、自分の持っている特性って、会社にどれくらい伝えたらいいものなの?
なるほど。それじゃあ今日はその話をしようか。

 

仕事に影響したり、配慮が必要なことは伝えよう!

結論から言えば、仕事上影響が出ることや、配慮の必要なことは伝えたほうがいいだろうね。
影響が出ることっていうと、例えばどんな?
そうだね。まずはやっぱり、通院についてかな。
そういえば、面接でも通院については必ず聞かれるね。
勤務時間内に通院が必要な場合には、月あたりの通院回数や通院に必要な所要時間を伝えて、必ず会社の承認をもらっておこう。
いついないのかをちゃんと伝えていないと会社に迷惑が掛かってしまうもんね。
他にはどんなことを伝えておけばいいかな?
そうだね。例を挙げるなら、視覚過敏や聴覚過敏など、感覚の過敏を持っている場合には伝えておいた方がいいかな。
それはどうして?
聴覚過敏の場合であれば、電話の音が苦手だったり、ざわざわしている場所が苦手だったりしたら、何らかの配慮をしてもらえるかどうかでパフォーマンスが大きく変わってくるでしょう?
ああ、確かに!
そんな場合であれば、聴覚過敏について説明して、配慮をお願いしよう。
職場や状況によるので、必ず配慮してもらえるわけではないことはちゃんと考えておかないとね。
ただし、聴覚過敏であっても、日常的に発生する大きな音が苦手なだけだったりするなら、伝えなくても大丈夫かな。
うんうん、わかったよ。
次に、視覚過敏の場合だけど、例えば明るいところや日中の陽ざしが苦手で眩しいと感じるのであれば、配慮が必要になるよね?
そういう場合、色付きの眼鏡を着けて対策したりするんじゃだめなの?
対策としては、そうやって自分で何とかする形になる場合でも、その眼鏡を業務中に使う許可は取っておかないといけないよね?
あ、本当だ。自分で対処する場合であっても、そのために使うものがあったりすれば伝えておかないといけないんだね。
他にも、口頭の指示だけでは情報をつかみにくい特性があれば、それを説明したうえで文書やメールによる指示をお願いする、なんていうのもあるかな。
自分の障害特性がどんな影響を与えるかをしっかり把握しておいて、必要に応じて伝えることが重要なんだね。

 

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