リス太のビジネスマナー講座 ~事務職と電話応対~

前回までの内容はコチラ!

さてと、今日は仕事についての話をしようかな。
K君は事務職志望だっけ?
うん!事務職なら僕でもできそうだからね!
そうなんだ?それじゃあ、電話応対もバッチリなのかな?
へっ?電話応対?
事務職がいいなとぼんやり考えていても、事務職が具体的にはどんな仕事なのかって、意外と知らない人も多いんだ。
今日は、事務職について話してみようか。

 

事務職と電話応対

さて、それじゃあちょっと、ハローワークで事務の障害者求人を見てみよう。
どれどれ・・・「※電話応対要」とか、「※電話応対必須」って書かれているものが多いね。
そうなんだ。事務の仕事には多くの場合、電話応対も含まれていることに注意しよう。
「※電話応対は応相談」、「※電話応対あり(障害内容により応相談)」みたいなものもあるけど、これはどうなのかな?
そのような記載であれば、電話応対を配慮してもらえる可能性もあるかもしれないね。
それなら、応募の前に窓口の担当者に確認してみようかな。
絶対に配慮がもらえるというわけではないし、電話応対をしないのなら、その分他の強みが必要になることもあるから、気を付けてね!

 

事務職はマルチタスク

事務職って、そもそも何をする仕事なの?
細かい業務内容は会社によっても変わってくるけど、基本的に、電話応対も含めて様々な能力が求められるマルチタスクの業務と言えるんだ。
マルチタスク?
複数の仕事を並行してやることだよ。
例えば、他の仕事をしている最中に電話がかかってきたらそちらに対応する、というのもマルチタスクの例と言えるね。
なるほど・・・。コミュニケーション能力も、やっぱり必要なのかな?
そうだね。これまでにも伝えてきたことだけど、職場では他の人と関わらずに仕事をすることはほぼ不可能なんだ。
電話応対だけじゃなくて、職場の人とスムーズにやりとりができることは大事なんだね。
事務部門の業務は種類が多いから、それだけ求められる能力もいろいろあるんだよ。
パソコンだけできればいいっていうわけではないんだね。
でも、それなら仕事の種類ごとに別の人を雇うんじゃだめなのかな? 電話応対なら、電話応対専門の人を作ったりとか。
企業は常にコストを考えて人材の配置をしているから、ほとんどの企業では特定の業務だけをする社員を雇うのは無駄だとされているんだ。
うーん・・・確かに、電話応対は得意だけど電話がないときは何もしない社員を雇うより、様々な仕事を一人でこなせる人がいたほうがいいもんね。
それに、もしも特定の仕事をする人が足りなかったとしても、忙しい時期だけアルバイトを募集する、なんて方法で補うのがほとんどだろうしね。
事務職は、特定のスキルだけあればいいわけじゃなくて、様々な仕事をこなしていくことが求められる仕事なんだね。
障害の特性に合わせて、電話応対はしなくても良い、などといった配慮をもらう場合には、その替わりとなるスキルを伸ばしていこう!

 

restart_banner