心理学を学ぼう!第十八回 ストレスケアを心のフィルター論から考える 9月4日

新聞読解「総裁選を安倍首相へ、今後の展望についてインタビュー」


本日の新聞読解のトピックは、「総裁選」についてでした。
以下、記事の要約です。

最初の1年で、働き方改革の第二弾として、生涯現役時代の雇用改革制度を構築。
次の2年目から、働き方改革とミックスさせた、医療・年金など社会保障制度の改革。
そのほか、国際問題として、アメリカには日米自由貿易協定(FTA)よりも環太平洋経済連携協定(TPP)への回帰を求め、北朝鮮問題にも引き続き取り組むとの意向だ。
また外国人労働者の積極雇用を推進し、改憲賛否に関しては、議論への積極参加を求めるとのこと。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 全体的に中身が曖昧。これからトップになる人としてはどうなのか。
  • 軽減税率はいい政策だと思う。
  • 世の中はアメリカ主体ではなくなってきているので、アメリカのTPP参加は必須ではないのでは
  • 外交政策は不評ではないようだが、一度別の首相に替え、外交も変えてみてもいいのでは。

今後の目標をしっかり持って、総裁選に挑んでほしいですね。

認知行動療法講座「コラム法の復習」

就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。

今回は、改めてコラム法の復習をしました。

最近あった、気持ちが動揺した場面などを取り上げて、コラム法で現実的な考え方を探していきます。

リスタートで取り入れている7つのコラムは、次の4ステップで行います。

ステップ1

3つのコラムを使って、自分に含まれる自動思考を探します。

なるべく具体的に状況を記入し、その時の気分を書き出します。

そして、その気分が浮かぶ原因となった考えは何かを見つけ出します。

ステップ2

自動思考に含まれる、認知の歪みを探します。

代表的な認知の歪みと自分の自動思考を見比べ、歪みが含まれていないかをチェックします。

ステップ3

第4、第5のコラムによって自動思考の裏付けと矛盾点を探します。

根拠と反証、どちらを探す時にも重要なのが、事実のみを選ぶということです。

他の人の考えていることなど、推測でしかないことと事実を切り分ける必要があります。

ステップ4

最後に、第6のコラム、適応的思考を作ります。

根拠と反証の双方を取り入れ、また自分以外の誰かだったらどうするかなどと考えることにより、現実的な考え方が見えてきます。

適応的思考が作れたら、第2のコラムで挙げた気分や感情がどのように変化したかを確かめます。

心理学講座『ストレスケアを心のフィルター論から考える』

 

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの今日の教養講座は外部講師による心理学講座です!

テーマは、「ストレスケアを心のフィルター論から考える」でした。

まず、「認知」=”物事を知覚し、統覚する能力”という状態について。

たとえば「■」をどう見えるか聞いてみると、「四角形」「四角を黒く塗りつぶしたもの」「よくわからない」など様々な意見(=認知)がありました。

この「もののとらえかた」は何故生じるのか、なぜ人により認知の差があるのか、その原因が「心のフィルター」なのです。

このフィルターというのは、自分が作ってきた人格であり、赤ちゃんの状態がいちばんフィルターがきれいな状態だといわれています。

・来談者中心療法(心の不調の原因は、理想の自分と現実がかけ離れること)、
・論理療法(結果をいい方向に捉えるため、合理的な考え方を重視する)、
・認知行動療法(フィルターを変えることで結果の捉え方を変える)、
・交流分析(エゴグラムをもとに客観性を高め、行動や結果も変えようとする)

など、様々な心理療法がありますが、どれも心のフィルターがポイントです。

また、どの療法にしてみても、心のフィルターというのは形成された人格であり、生涯にわたり変化していくものです。

ポジティブになるのもネガティブになるのも、人生には必要不可欠なものなのです。

 

次回は、10月2日(火)「コミュニケション基礎理論①」という内容です!