ワークショップ「シニア向けのテーマパークを企画する」
目次
新聞読解「廃棄食材問題に取り組むベンチャー企業について」
以下、記事の要約です。
まだ食べられるのに捨てられた食品ロスは、国内だけで646万トン。
これまで食品ロスに取り組むのは政府やNPO主体だったが、SNS普及により、一般企業や消費者も活動に参加しやすくなった。
飲食店・スーパーの余剰食材を特別価格で購入できるサービス、賞味期限が近いもの・曲がった野菜などをシェアできるサービスなど、
国内外で様々なフードシェアリングが誕生・活躍しはじめている。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 余った食材を無駄にしないのはいいこと
- ネットやアプリだと若い人しか使えないので、広い世代が使えるようになったらいい
- 日本の印象アップにもつながるので、よい取り組みだと思った
- 食中毒などの問題が起こった際の対応はどうなるのか、気になる
食べ物を大切にする仕組みがもっと広がるといいですね!
就活SST
『こ』で始まる来年流行りそうなものは?
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。
「コジコジ」「小型スマホ」「古武術」「交流」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・
Aグループ「個人消費」
景気がよくなるので個人消費が増えるのではないか、iPhoneの大型化に対抗し小型スマホの売上が伸びるのではないかなど、鋭い意見がたくさん出てきました!
職場での問題に対処する
①環境整備
あなたが勤務する旅行代理店は、来店のお客さまが快適に旅行の相談ができるようにと、月1回社員が全員参加で店の環境整備をすることになっています。
ところが後輩から、「業者が毎日清掃しているのになぜ社員全員で環境整備をしないといけないのか」と尋ねられました。
この場合、環境整備の必要性をどのように答えるのが良いでしょうか。
利用者さんの意見
- 環境整備は、お客さまの店内での居心地の良さを目的にするものなので、ごみやほこりを取る清掃業者の掃除とは別物である。
- 店内での居心地の良さは、清潔感はもちろんとして、整然としているとか、お客さま応対の動線が快適であるかが重要になる。
- 常にお客さまを意識するという、社員の普段の心掛けが環境整備には大切だ。しかし、心がけも日々のことだから緩みが出る。それらの見直しをするためには月1回は必要である。
環境整備の目的がわからないために質問が出たのだと考えられます。
環境整備と清掃との違いは、掃除をするだけでなく、お客さまのことを意識した環境づくりをすることにあります。
そのことを説明できれば良いでしょう。
②気配り
市役所勤務のあなたのところに総合案内係を担当している後輩が相談に来ました。
「主任から、案内係としての気配りが足りないと言われた。改善するには具体的にどのようにすればよいか」とのことです。
どのように答えるのが良いでしょうか。
利用者さんの意見
- 来所した人には「おはようございます」「こんにちは」など明るく親しみのある挨拶をして、声を掛けられやすい雰囲気を作る。
- 所内に不案内な感じの人を見かけたら、こちらから近寄り声をかけるなどして尋ねてもらいやすいようにする。
- 行き先を尋ねる人には、手で方向を示したり一緒に行って担当者に引き継ぐなど、親身になってサポートする。
気配りとは、相手の様子や動きに注意していて相手がしようとすることの手助けをすること、と言うことができます。
この場合は市役所の総合案内係ですから、来所した人がスムーズに用を済ますことができるようにサポートするための具体的な方法を挙げられると良いでしょう。
ワークショップ「シニア向けのテーマパークを企画する」
高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。
ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。
また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。
今日は、「シニア向けのテーマパークの企画」というテーマでした。
シニア向けということで、ジェットコースターなどの激しいアトラクションを置く代わりに、別の側面から考える必要がありそうですね!
利用者さんの回答
Aグループ
Aグループは、ターゲット年齢を40代以上と定義し「昭和の雰囲気が感じられる」というテーマパーク自体のコンセプトの中で、4つのエリアを考案しました。
1つ目は、「健康エリア」
身体を動かす等、アンチエイジングや健康を意識したアトラクションを用意します。
2つ目は、「飲食エリア」
日本酒や世界のお酒を飲めたり、昭和的な雰囲気の中で駄菓子を食べ飲み歩き出来るエリアです。
3つ目は、「体験エリア」
農作物や果樹園など緑豊かな環境の中で、収穫などの体験ができます。
4つ目は、「休憩エリア」
温泉で疲れた身体を癒す事が出来るエリアです。
町並みや小道具は昭和を意識した造りで統一し、健康を意識しつつも娯楽として楽しめるテーマパークを企画して頂きました!
Bグループ
Bグループは、「人生の追体験」というコンセプトのテーマパークを考えてくれました。
65歳以上の定年を迎えたシニア層をターゲットに据えて、若かったころの体験や、これから先のことを考えることができる、というものです。
いくつかのエリアを順番に進んでいく、という構成になっており、若いころに流行っていた音楽を楽しんだり思い出に浸ることができるほか、VR技術を使ったスポーツの体験アクティビティといった意見もありました。
最後には、死生観について考えることのできるエリアもあり、未来にも目を向けさせるようなテーマパークになっています。
スタッフからのコメント
今回は、企画系のテーマなので少し難しいかと思っていましたが、意見がドンドン出てきて採算度外視なら本当にあっても面白いのではないかと思いました!
ワークショップは、意見を出す事も大事ですが、他の人の意見も聞きつつ、まとめていくのが一番難しい所です。そのため対人スキル、情報処理能力などを総合的に高める効果が期待できます。