ワークショップ「傘の忘れ物を減らすためには」/就活SST「上質世界の違い」

新聞読解「イギリスのEU離脱案正式決定について」

以下、記事の要約です。

欧州連合(EU)は25日、イギリスのEU離脱案を正式決定した。

離脱案は、1)離脱条件などを定めた「離脱協定案」、2)離脱後の通商などの「政治宣言案」の二本柱。

ただし英議会側が合意案を否決する可能性もあり、無秩序離脱のリスクは消えてはいない。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 5.8兆円の清算金を払ってまで離脱するのか。
  • もし自分がイギリスに住んでいたら不安になる。
  • あとは英国民の理解を得るだけ。
  • 国民の意思で離脱決定したのに首相が責任をとる形なのはかわいそう。

みんなが納得いく形でおさまってほしいですね!

就活SST

『ひ』で始まるぞっとすることといえば?

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。

「ヒヤリハット」「悲鳴」「平手打ち」「非売品の転売」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・

Aグループ「ひっかいたガラスの音」

これは想像するだけでぞっとしますね! 苦手な人が多いのではないでしょうか!

選択理論

前回、上質世界を直接コントロールすることはできないものの、焦点を変えることにより、間接的に上質世界をコントロールすることはできる、と説明しました。

今回は、人によって上質世界が異なることで、どのような影響があるのか、ということを考えていきます。

上質世界の違い

同じ出来事や状況を目にしても、人によって違う捉え方をしていることがあります。

それは、上質世界が違うことが原因と考えられます。

例えば、友人に「お化け屋敷に行こう!」と誘われたとします。

このとき、あなたはどのように感じるでしょうか?

お化け屋敷が好きな人であったり、その友人と出かけたいと思っている人であったりすれば、嬉しく感じ、快く受諾するでしょう。

しかし、お化け屋敷が苦手であったり、その友人と出かけることに抵抗があれば、断ることになると思います。

このように違いが出るのは、上質世界が個人個人の経験に基づいて作られているからであり、同じシチュエーションであっても、基本的欲求を満たすことができると感じる人もいれば、そうでない人もいるということです。

こう聞くと、「当然のことだろう」と思われるかもしれませんが、実際には、我々はこのことを忘れ、「相手も同じことを考えているはずだ」と思ってしまいがちです。

そして、自分と相手で認識に違いがあるとわかったとき、「自分のほうが正しい。あなたが間違っている」と考えてしまう傾向があります。

さらに、お互いに意見をぶつけ合う、ぶつけ合わないにかかわらず、最終的にどちらかが納得感のないまま譲歩してしまうことも多いでしょう。

すると、「本当は自分が言っていることの方が正しいのに」「相手の言っていることも正しいのかもしれないけれど、話を聞いてほしかった」というように、わだかまりが残ったままになってしまいます。

これを避けるためには、一人一人の上質世界は異なるものだという前提で周囲の人に接することが必要です。

意見が分かれれば、相手が間違っていると考えるのではなく、自分と相手では上質世界が異なっているということを受け入れることにより、相手の理解に努めることができます。

どのような上質世界を持っており、どんな行動が相手の基本的欲求を満たすことに繋がるのかを理解することができれば、自分と相手、双方が納得する回答を探ることもできるでしょう。

ワークショップ「日本中から傘の忘れ物を減らすためには」

高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。

ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。

また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。

今日のテーマは、「日本中から傘の忘れ物を減らす方法」です。

利用者さんの回答

Aグループ:LINEアプリと連動した傘用のアクセサリー

傘にアクセサリーをつけ、それとLINEアプリを連動させることで、傘の擬人化キャラクターから「傘立てで待っています」とメッセージが来る仕組みを提案。

若者には親しみやすく、スマホだと活用しやすい、というメリットがあります。

一方デメリットとして、アクセサリーがとられた場合の対処が難しいこと、システム内蔵型だと高価になる、という点があげられました。

Bグループ:一本の傘を壊れるまで使ってもらう

1本の傘の価値をあげ、失くしたくならないような傘の生産を提案。

具体的には、コンビニの傘の値段を高くすること、柄・デザインの傘で持ち続けたい気持ちを維持すること、シリコン製など丈夫な傘の生産、などです。

またコンビニ傘にはQRコードを内蔵し、なくしても追跡ができるようにします。このため少し高価になります。

スタッフからのコメント

どちらグループからもユニークな意見が出てきました。

Bグループの追跡ができるようにする、という意見は、Aグループのものと組み合わせれば、盗まれてしまうかもしれないことへの対処にもなるかもしれませんね。

ただ、忘れられる傘にはビニール傘など安価なものも多いことを考えると、どちらのグループにも共通する、高価である、というデメリットは大きいものかもしれません。

安価な傘を用いる人たちに対するアプローチが必要になってくるかもしれませんね。

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