自己分析講座「両親の嫌いなところ、見たくない部分」
新聞読解「派遣社員・正社員の同一労働同一賃金方針について」
以下、記事の要約です。
厚生労働省は27日、パート・派遣など非正規社員の不合理な待遇差を解消する「同一労働同一賃金」の具体的なルールとなる指針を示した。
能力や経験が同じであれば、基本給や賞与は同額を支給すること、また通勤手当、出張旅費、更衣室・休憩室、社宅などの福利厚生も正社員と非正規社員での差をつけてはならないとした。
また、正規社員の待遇引き下げでの解決が増える懸念があるため、労使での合意なく正社員の待遇を引き下げることは望ましくないとの考えも打ち出した。
一方、すでに賃金の高い派遣社員に関して、一般労働者同等の水準まで引き下げられる可能性がある。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 正社員のほうが安く使えるようになって、派遣業界が苦しくなるのでは?
- 制度を実施する理由を、納得できるように説明する必要があると思う。
- 能力をはかるのは結局会社の上部だが、フェアに実施されてほしい。
- 派遣差別のようなことも経験としてあったので、実施には賛成。
派遣という業態が変わるかもしれませんね!
自己分析講座
高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、金曜午後は2グループに分かれて自己分析講座をやっています。
Cグループは前回、自分のダメなところ、嫌いなところについて、それができたきっかけを考えました。
今回は、両親との関係についての分析をしていきます。
両親の嫌いなところ、見たくない部分
父、母、あるいは育ててくれた人の、嫌いなところ、見たくないところはどこでしょうか。
理由と合わせて書いてもらいました。
人の持つ常識や道徳、価値観といった考え方は、幼いころからの様々な経験の積み重ねによって作られます。
そこに大きな影響を与えているのが、幼いころから長い時間を共に過ごした両親です。
そんな両親の嫌いなところや、見たくないと感じるところは、自分を生きづらくしている考え方と深い関りを持っています。
例えば、すぐに「やめておきなさい」と反対してくる親であれば、自由に自分で考えて行動することが苦手になるかもしれません。
いつも兄弟や友人と比較されてきたのであれば、劣等感を持ち、いつも他人と自分を比べて自己肯定感を持てなくなるかもしれません。
また、親が良かれと思ってやっていたことが、逆に縛りとなってしまうこともあります。
親が過保護や過干渉であったことが嫌いなところとして挙がるのであれば、成長してからも、何かに依存しなければ生きて行けず、自立ができない原因になっていることもあります。
このように、両親の負の部分に目を向けることで、今の自分の障害となっている考えを探すことができます。
そして、原因がわかり、自分の障害となっている考えが見えてきたら、それを取り除くこともできるようになるのです。