ワークショップ「国民の新しい祝日を考える」/就活SST「メリット・デメリット分析」

新聞読解「AI、弱点克服へ厚い壁 感情表現や判断力まだまだ」

以下、記事の要約です。

人工知能(AI)の進歩が著しい。

将棋や囲碁で人間をしのぐ性能を示して以降、自動翻訳や医療画像の診断、自動運転など様々な分野で導入機運が高まる。

一方で、何が弱点かも明らかになり、次の研究課題になっている。

AIは革新を起こす重要な技術だが、決して万能ではない。

効用と限界をよく吟味する必要がありそうだ。

人間とうまく対話できる技術の実現は、いまAIに求められている大きな目標だ。

しかし、研究現場ではいくつかの壁に当たっている。

「僕の【耳】は遠くの音声を認識できない。マイクの近くで話してね」

スマートスピーカーやコールセンターの声の聞き取りには、AIが使われている。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 改めてAIは色々な分野で使われていると思った。
  • 「反響」について将来克服出来そう。
  • 人間だって完璧じゃないからAIに弱点があって当たり前
  • AIがAIを作ったら不安に感じる

適材適所でAIに活躍して欲しいですね!

就活SST

『と』で始まる体によさそうなものといえば?

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。

「特茶」「トマト」「ドコサヘキサエン酸」「豆乳」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・

Aグループ「トレーニング」

トランポリンやトライアスロンといった意見もありましたが、まずはやっぱりこれ、ですよね。運動は健康のために重要ですね!

選択理論

前回、コントロールできる行動とできない行動についての話をしました。

他者をコントロールすることはできず、自分にコントロールできるのは自分のことだけである、ということは、選択理論の最初に紹介しました。

自分のことであっても、直接的にコントロールすることができるのは「行為」と「思考」だけであり、「感情」と「身体反応」は直接はコントロールすることはできません。

しかし、間接的なコントロールは可能であり、不快感情を変えようと思ったら、自分でコントロールするしかないという話でした。

今回は、メリット・デメリット分析という手法を紹介します。

メリット・デメリット分析

不快感情を感じているときは、メリット・デメリット分析を使うことで、抜け出しやすくなります。

メリット・デメリット分析とは、「行為」「感情」「思考」について、それを選択していることによるメリットとデメリットを考えるものです。

選択理論においては、不快感情や、それに通ずる行為、思考などについても、自分で選択していると考えます。

そして、他人に自分を変えることはできないので、その状態から抜け出そうと思ったら、自分で行動を起こすしかないのです。

一方で、不安、怒り、落ち込みなどを感じるのには、それ相応の理由、つまりはメリットがあります。

そこで、その感情を選択していることにより、自分が得られるメリットは何か、デメリットはどんなものがあるのかを考え、比べてみるのです。

もしも、メリットのほうが大きいと感じたならば、まだしばらくはその感情のままでいても良いのです。

しかし、デメリットのほうが大きいと感じたならば、感情を変えるため、行動を起こすきっかけになるはずです。

サンプル:仕事でミスをしたことで上司に怒られ、落ち込んでいる。

1つ例を見てみましょう。

仕事でミスをしてしまったことで上司に怒られてしまい、落ち込んでいるとします。

このときのメリットとデメリットには、どんなものがあるでしょうか?

メリットとして考えられるのは、まず「怒りを抑える」ことができる点です。

怒られてしまったときには、ときには理不尽に感じたり、自分自身を守るため、怒りの感情が湧いてくる場合があります。

しかし、「逆ギレ」などという言葉があるように、怒られたことで怒りの感情を表すと、周囲の印象は良くありませんよね。

ですから、「落ち込む」ことによって、怒りの感情を抑制できる、という考え方ができます。

続いて、「助けを求めることができる」ということです。

選択理論の5つの欲求のうち、力の欲求を覚えていますか?

人に認められたい、尊敬されたいといったこの欲求は同時に他の人に助けを求めることを阻害する原因にもなります。

落ち込んでいると、周囲の人は心配しますよね?

ですから、落ち込むことで、自分から助けを求めることはせず、周囲に気遣ってもらおうとしている、という考え方もできるのです。

最後に、「次の行動を起こさないための言い訳」というメリットが挙げられます。

ミスをして怒られてしまったことで、また失敗したらどうしよう、怒られるのは嫌だ、と言った、不安が湧いてきます。

この不安から逃げるために、「落ち込んでいる」ことは良い言い訳となるのです。

さて、ここまでメリットを挙げてきましたが、デメリットはどうでしょうか?

一番大きなデメリットは、「次の行動に移ることができない」ということかと思います。

不安から逃れることができると言いましたが、だからと言って、逃げていても解決するわけではありません。

再びミスをしないように対策し、また自分の仕事に戻っていく必要があります。

そのためには、落ち込んでいるままでは思うように進んでいけないでしょう。

また、周囲の印象についてもデメリットになるかもしれません。

メリットにあげたように、怒りを表すよりは印象は悪くないでしょうし、始めのうちは、心配してもらえるかもしれません。

しかし、あまりに長く落ち込んでいたり、何度も繰り返すようだと、周囲には呆れられてしまうこともあります。

こういった、メリットとデメリットを比べてみて、自分にとってどちらのほうが大きいのかを考えるのが「メリット・デメリット分析」です。

ワークショップ「国民の新しい祝日を考える」


高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。

ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。

また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。

今日のテーマは、「国民の新しい祝日を考える」です。

利用者さんの回答

「6月に雨の日を、12月はクリスマスイブを休日に。」

2つの祝日案が出ました。

まず、6月第2週に「雨の日」を設置。

祝日がない月であること、ゴールデンウィーク以降にまとまった休みがないことが設置の理由。

梅雨の時期のため、平均的な梅雨入り時期を計算した6月第2週を提案。

デメリットとして、学校行事の時期で日程調整が難しくなるかもしれないこと、数字の縁起が悪いことがあるという2点が提示されました。

次に「クリスマスイブ」を祝日にするという案。

すでにクリスマスは国民的行事になっていて、また師走で忙しいときこそしっかり休息をとるべきだという点から。

こちらには、公務員や企業は休みがとりにくいほど忙しい時期だというデメリットも。

スタッフからのコメント

今回は珍しくグループ分けがなく、少人数での議論となりました。

初参加の方も、提案と根拠をきちんと説明できていましたし、また複数でた意見から2案にしぼり、いずれも根拠・意味づけまできちんとできていたことは大変評価が高いです!

制限時間のなかでのディスカッションの質が高まってきていますね!

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