認知行動療法講座「5つのコラムの練習」/ 就活対策「あいさつ」

新聞読解「巨額投資「貯金」で賄う 5500億円取り崩し」

以下、記事の要約です。

東京都の2019年度予算案は、一般会計が過去最大の7兆4610億円となった。

20年の東京五輪・パラリンピックに向けた投資が膨らむためだ。

積み立ててきた「貯金」を取り崩して充当するため、都は財政上の問題はないとしている。

ただ、景気減速懸念が出ているなど、先行きには不透明感も強い。

財政運営の健全化の手は緩められない。

「最大規模といっても質を高めた予算だ」。

小池百合子知事は25日の記者会見で、単純な膨張予算ではないと訴えた。

五輪・パラ経費がピークを迎える。

新たに建設したり改修したりしている恒久的な競技施設の竣工が、19年度に集中。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 維持費がそれほどかかるのであればやめたほうがよいのではないか
  • 五輪が終わった後、施設維持のコストに見合う利用価値があるのか
  • 震災が起きた時のことを考える必要がある
  • エコな五輪という言葉を

東京オリンピックに関する不安が少しでも早く晴れると良いですね。

認知行動療法講座

就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。

今回から、本格的に「5つのコラム」に入っていきます。

5つのコラムの練習

今日は、サンプルの状況に対して第四、第五のコラムを作りました。

状況:これまでなじみのない仕事をしていてわからないことが出てきた。まわりの人に聞こうと思うが、みんな忙しそうにしているのでつい聞きそびれた。

気分:1)無力感(80%) 2)みじめ(70%)

自動思考:
1)どうして積極的になれないのだろう。こんな消極的では、仕事が先に進んでいかない。
2)引っ込み思案な自分が情けない。仕事も人間関係もうまくできない自分は、社会人として失格だ。

・取り巻く状況
・仕事の内容がよくわからない。
・聞き上手だと言われたことがある。
・人に話しかけるときにいつも緊張している。
・少しは慣れてきた仕事もある。
・話すのをためらってしまうことがある。
・時間があるときには同僚や上司が教えてくれている。
・言いたいことが言えないことがよくある。
・仕事が停滞してしまっているが、まったく進んでいないわけではない
・本当に必要なことは最後には言える

さて、この状況で、自動思考を裏付ける事実と矛盾する事実はどれでしょうか?

まず、1)の根拠を考えてみましょう。

仕事の内容がよくわからないこと、仕事が停滞してしまっていることは根拠と言えそうです。

では、反証はどうでしょうか?

ここで、以前にチェックした認知の歪みを思い出してみます。

この自動思考に含まれていると考えられる認知の歪みは、「白黒思考」「心のフィルター」「先読みの誤り」でした。

これを意識すると、「少しは慣れてきた仕事もある」「時間があるときは同僚や上司が教えてくれている」「まったく進んでいないわけではない」といった部分が反証として見えてくるのではないでしょうか。

「進んでいるか進んでいないかの白黒で捉え」「慣れてきた仕事についてや周囲とコミュニケーションが取れた部分には目を逸らし」「将来のことを決めつけ」てしまっていたわけですね。

続いて、2)についても考えてみます。

根拠は、「人に話しかけるときにいつも緊張している」「言いたいことが言えないことがよくある」といったところでしょうか。

この自動思考に含まれていると考えられる認知の歪みは、「極端な一般化」と「心のフィルター」でした。

「聞き上手だと言われたことがある」「本当に必要なことは最後には言える」といったことが、心のフィルターによって隠されていたようですね。

また、「社会人として失格」であるという明確な根拠を挙げることができない、というのも反証に用いることができます。

このように、認知の歪みを探すことで、自動思考が現実と矛盾していることを示す根拠を見つけることができるのです。

 

就活対策『あいさつ』

今日から、リスタートの就活対策講座は内容を大幅にリニューアルしました!

ビジネスマナーについてただ講義するのではなく、利用者さん自身に調べ、発表してもらう形式で進めていきます!

調査

まず、今回のポイントについてインターネットや本を使って調べてもらいました!

今回のポイントは、あいさつの「第一印象」「返事」「挨拶言葉」についてです。

これらについて、気を付けるポイントややり方、重要性などを調べてもらいました!

発表・RP

調査が終わったら、チームごとに発表と、調べた内容を盛り込んだロールプレイをしてもらいます。

第一印象

  • 時間厳守・身だしなみ・姿勢などに注意する。
  • 挨拶が第一印象に強い影響を与える。
  • 背筋を伸ばし、顔を上げる。
  • 一度与えた印象は中々変わりづらい

返事

  • 敬いの気持ちと気配りの気持ちを表す道具
  • 明確に伝わる返事をすることが重要。
  • 明るく気持ちよく返事をする。
  • 呼ばれた人の方を向いて行う。

挨拶言葉

  • 朝、すれ違う際、外出するときなど、状況に合わせた挨拶をする。
  • 目上の人にご苦労様ですと言ったり、了解しました、というのはNGな挨拶。
  • 状況に適した言葉で挨拶を交わすことでコミュニケーションが円滑になる。
  • 普段は明るいトーン、お詫びのときはトーンを下げるなど、状況に合わせて言い方も変える。h