パニック障害1 パニック障害ってどんなもの?

今日からパニック障害についてお話ししていくよ!

 

パニック障害って?

突然、動悸、震え、息苦しさ、目眩などの症状や、このまま死んでしまいそうという強烈な不安感に襲われるパニック発作が起こるんだ。
突然そんな症状が出たら、トラウマになってしまうね。
そう。次いつ発作が起こるのか、という予期不安も、パニック障害の特徴のひとつ。
また、発作が起きた場所や状況にも恐怖を覚えてしまう「広場恐怖」という特徴もあるよ。

 

症状や特徴

動悸、息苦しさ、めまいなどが突然起こる発作。パニック障害の特徴をまとめてみたよ。

 

突然起こる心悸亢進、呼吸困難、めまい、不快感、非現実感

心臓・呼吸器の症状
動悸、心拍数増加、息切れ・息苦しさ、喉に何か詰まったような窒息感
胸・腹部の不快感、吐き気など
 

全身症状
からだの一部が痺れる感じ、発汗、震え、寒気・暑っぽい
感覚異常、めまい・ふらつきなど
 

離人症状
現実感がない、自分が自分でないような感じ、気が遠くなる感じ、不安、恐怖
 

強い不安・恐怖
また発作が起こるのではないかという恐怖、不安
死んでしまうのではないかという不安、恐怖
 

発症しやすい傾向

若年層
女性
一等親にうつ・パニック障害患者がいる人
 

そのほかの特徴

・発作のピークは10分以内で、1時間以内に治まることが多い
・心電図やMRIでは異常は見受けられない
 

検査をしても原因が見当たらないのは怖いよね。
そう。心疾患かと思って受診することがあるけど、実はパニック障害は脳の病気。
神経伝達物質などの異常が原因と考えられているんだ。

パニック障害を発症したら

薬物治療、精神療法、周囲の協力

パニック障害を発症した場合、薬物治療と精神療法を並行して行うよ。
ふむふむ。薬で発作を抑えて、カウンセリングなどで再発を予防するんだね。
そう。ここでも、認知行動療法や自律訓練法が有効だよ。
考え方の偏りを修正して、またリラックスできるようにトレーニングしていくということだね。
うん! 他にも、生活習慣も影響していることもあるよ。
食生活などの見直しも必要そうだ!
そうだね。あとは、発作が起きても安心できる環境を周囲が作ってあげること。周囲の人の理解と協力も大切だね!

 

restart_banner