ワークショップ「売れる缶ジュースを企画」/就活SST「選択理論のまとめ」

新聞読解「金の卵コミケで育つ 映画・ドラマ・・・・広がる経済圏」

以下、記事の要約です。

2019年冬のクールのテレビドラマを見てみよう。

「トレース~科捜研の男~」「初めて恋をした日に読む話」「トクサツガガガ」・・・・。

これらの作品の共通点は、いずれもマンガが原作ということ。

原作をしらないで視聴している人も多いだろう。

大人になるにつれ、マンガから離れる人は少なくない。

だが、私たちの周りはマンガ発のものであふれている。

紙の雑誌や単行本は減りつつも、ストーリーやキャラクター設定、コマ割りによる場面展開などを研ぎ澄ませてきた日本のマンガは、コンテツの核となる力を持っている。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 埋もれた才能が見つかるのは良い事だ。
  • 活気があると楽しそう。
  • 年代は自由に参加できそう。
  • 若手の力を存分に発揮してほしい。

今後マンガの覇権争いが気になりますね!!

就活SST

『い』で始まる言われてうれしい言葉は?

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。

「いい人だね」「行ってらっしゃい」「いつでもどうぞ」「生き生きしてるね」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・

Aグループ「いつもありがとう」

いい言葉ですね! 感謝の言葉は嬉しいものですが、「いつも」という表現には、「普段から見ています」というニュアンスも含まれるので、より嬉しく感じるのではないでしょうか。

選択理論のまとめ

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、月曜日に就活SSTというプログラムをやっています。

今日は、ここまでやってきた選択理論の考え方についてまとめました。

選択理論の10の原理

(1)私たちがコントロールできる行動は唯一自分の行動だけである。

選択理論の中心とも言える考え方です。周囲に何を言われたとしても、最終的に自分の行動を選択することができるのは自分だけであり、自分の行動や考えていることは、すべて自分が選んだものなのです。

(2)私たちが与えることができるもの、他の人から受け取るものはすべて情報である。その情報をどう処理するかは、それぞれの選択である。

他人が自分をコントロールできないように、自分も他人をコントロールすることはできません。どのようなことを伝えたとしても、それは”情報”に過ぎず、それを受けてどう行動するかを決めるのは受けた側なのです。

教師と生徒の関係を思い浮かべればわかりやすいかもしれません。教師は生徒に様々な情報を伝えますが、勉強してその情報を定着させる生徒もいればそうではない生徒もおり、教師がそれをコントロールすることはできません。

(3)長期に渡るすべての心理的問題は、人間関係の問題である。

例えば、頑張って準備をしたプレゼンが失敗してしまった、というように、直接他の人が関わらない問題で負の感情が浮かぶこともありますが、ほとんどの場合、そういった感情は長くは続きません。

長期に渡って負の感情が浮かぶ問題は、対人関係に関するものがほとんどなのではないでしょうか。

(4)問題のある人間関係は、常に私たちの現在の生活の一部である。

人間関係の問題が起きてしまった原因は過去にあるかもしれませんが、過去を振り返っても、それで問題が解決するわけではありません。

問題解決のためには、今現在の行動に目を向ける必要があるのです。

(5)過去に起こった苦痛は私たちの現在に大きく関係しているが、この苦痛な過去に再び戻ることは、いま私たちがする必要のあること、すなわち現在の人間関係の改善には貢献できない。

例えば、過去にどうしても許せないことがあり、怒りの感情がずっと続いているとして、その過去に意識を向け続けることは、今現在の問題解決には役に立ちません。

他者をコントロールできないのと同じように過去をコントロールすることもできないのです。

過去は変えることができないものであるとして受け入れ、今自分がコントロールできることに目を向けることが、解決への道となります。

(6)私たちは、遺伝子に組み込まれた欲求、すなわち生存、愛と所属、力、自由、そして楽しみ、これら5つの欲求によって駆り立てられている。

人はみな、これら5つの基本的欲求を手に入れるために行動しています。

そして、この欲求を他者が満たすことはできず、これらを手に入れるためには、自分自身が行動するしかありません。

(7)私たちは、上質世界に入っているイメージ写真を満足させることによってのみ、こうした欲求を満たすことができる。

持っている欲求の種類は同じでも、その強弱、そして手に入れる方法は人によって違います。

意見が分かれたり、考え方が違う相手を理解するのは難しいことですが、このことを意識することで、自分が正しく、相手が間違っているというトラブルに繋がる考え方を和らげることができます。

(8)私たちが誕生して死を迎えるまでにできることはすべて、行為、思考、感情、生理反応、これらのうちいずれかの行動である。

「自分をコントロールする」ことをさらに細かく分類すると、この4つになります。

どのような時であっても、自分が変えられること、起こせる行動はこの4つだけなのです。

(9)すべての行動は、動詞、あるいは不定詞や動名詞によって表現され、最も認めやすい要素によって呼ばれる。

これは、例えば気分が落ち込んでいるとき、「憂鬱になった」ではなく、「憂鬱を選択している」と考える、ということです。

他者が自分をコントロールできない以上、負の感情や良くない行動であっても、それを選んでいるのは自分自身に他ならないのです。

(10)すべての行動は選択されたものであるが、私たちが直接コントロールできるのは行為と思考だけである。

(8)をさらに分解すると、自分が本当に直接コントロールすることができるのは、自分の「行為」と「思考」だけである、ということにたどり着きます。

こう言われると、自分で自由にコントロールすることができるものが少なすぎて、窮屈に感じるかもしれません。

しかし、我々が不自由に感じるのは、「変えたいものが変わらないとき」や、「自分の思った通りにならないとき」なのではないでしょうか。

これは、自分がコントロールできないものに目を向けるために起こることです。

始めからコントロールできないものに焦点を向けず、自分がコントロールできることにフォーカスするようにすれば、多くの自由を得ることができるはずです。

ワークショップ「売れる缶ジュースを企画する」

高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。

ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。

また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。

今日のテーマは、「売れる缶ジュースを企画する」です。

利用者さんの回答

缶ジュースといえばプルタブ式であり、すぐ飲み終わることができる飲み物が求められている、と考えました。

この要件はコーヒーで満たすことができます。

また、男性で売り上げが大きいのはブラックコーヒー、女性では少し甘めの飲み物が好まれる傾向があります。

そこで、男性向け・女性向けそれぞれのブランドを新規で立ち上げ、またワンコインで買えるような缶コーヒーを企画しました。

男性向けのブラックコーヒー、女性向けの微糖コーヒーはそれぞれパッケージを変えてターゲットにアプローチします。

デメリットとして、買う人が偏ってしまうという可能性が示唆されました。また増税に対応できるのか、という点も懸念点でした。

スタッフからのコメント

今回は1グループでのディスカッションになりましたが、発想力が豊かで、またメリットやデメリットについてもじっくり議論していたと思います。

今回のテーマ「売れる缶ジュースの企画」には、缶ジュースが売れていないという側面があり、そういったテーマの背景を理解したうえでの企画が求められていました。

このように、ディスカッションでは提示されていない背景を探る必要がある場合も多数あります。

なぜこのテーマなのかという部分を意識するとディスカッションの質があがります。次回から意識してみたいですね。

 

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