何度も鮮明によみがえるトラウマ。。。PTSDについて

とても怖い思いをしたら誰でも、何度も思い出してしまってトラウマになるよね。
数か月たってもトラウマが消えず、日常生活にも影響が出ていたら要注意!

 

おもな症状

PTSDの主な症状は、以下のようなものだよ。

 

突然、トラウマがリアルによみがえる

PTSDでは、突然トラウマがよみがえってしまうことがあるよ。
ふとした時に、当時の感情がリアルによみがえるんだよね。
そう。当時の痛み、怒りや悲しさなどの感情も、一緒に呼び起こされるんだ。
感情がよみがえると、泣いてしまったり怒りだしたりしてしまうこともあるみたいだね。
そうなんだ。周囲から見ると突然気分が不安定になったようで、はじめは理解に苦しむことが多いんだ。

 

警戒心が強くなる

記憶がよみがえっていないときでも、緊張や警戒感が強まるようになるよ。
イライラしたり、眠れなくなったりしそうだね。
そう。神経が過敏になってしまうんだ。
同じような悪夢を何度も繰り返し見ることも、PTSDの特徴みたいだね。

 

きっかけになる場所を避ける

多くの患者さんは、記憶や感情がよみがえるきっかけになる場所を避けるようになることが多いよ。
記憶を呼び起こすきっかけになるものがどこにあるかわからないもんね。
そうなんだ。意識していなくても、呼び起こす可能性がある場所や状況を避けがちになるんだ。
ひきこもりがちになったり、生活が制限されたりすることも多いみたい。

 

感覚が鈍くなる

PTSDを発症している場合、感情や感覚が麻痺してきて、家族や友人などへの感情が薄れることもあるよ。
人に心をゆるせなくなったり、引きこもりがちになったり、ということだよね。
そう。なぜなら、感情を経験することは、辛い感情を呼び起こしてしまう可能性があるもの。これは自然な防衛反応だよ。

 

数か月たってもトラウマが消えない

怖い思いをしても、通常であれば数週間で記憶が整理されてくるけど、PTSDを発症している場合は悪化したり、数か月後も症状が継続するよ。
数か月後も回復しない場合は、メンタルクリニックや精神科の受診がおすすめだよ!

 

トラウマを克服する

PTSDの治療は、薬物よりも心理療法、とくに認知行動療法がメインだよ。
心をやすめて、少しずつ傷をいやしていこう。
そう。場所そのものが危険ではないことや、思い出してしまっても危険ではないということを理解して、暴露療法を行っていくよ。

 

周りの人の過ごし方

突然不安定になったり、こもりがちになったりするけど、本人にとってトラウマを思い出してしまうことはとても辛いこと。
本人が安心して過ごせる環境づくりを意識したいね。
そう。無理に励ましたり引き出したりというのは逆効果のこともあるよ。
本人が話し出したら、否定したりさえぎったりせず、じっくり聞いてあげたいね。

 

もしもPTSDを発症したら

PTSDは自分のせいで発症しているものではないよ。
自分を責めたりせず、前向きに治療していきたいね!
そういうこと! そして、あなたは一人じゃないということ。相談できる人が近くにいない場合は、相談窓口や支援機関、当事者の会もたくさんあるよ。
こもりがちになるけど、周りを頼っていけるといいね!

 

restart_banner