自己分析講座「自分を変えるために」

新聞読解「瞳の動きで売れ筋探る NECなど 来店客の映像解析 商品開発の精度高める」

以下、記事の要約です。

来店客の瞳の動きや年齢・性別などの情報を紐付け、店舗における品揃えや商品開発に活かす試みが行われている。
具体的には、店舗内に設置されたカメラで視線を読み取ることで消費者の視線を探り、視線を集める表現やパッケージデザインを把握している。これらはセンサー付き眼鏡などを用いないため、より自然な視線の動きを分析できるのだという。
既に実証実験も開始されているそうで、中国では日本の先を行き実験店舗が展開されている。プライバシーへの配慮等も懸念されているが、今後も一層の活用と技術導入が進みそうである。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 肖像権や個人情報はどのように扱われているのか?抵抗感がある。
  • 開発費は莫大だと思うが、回収できるのだろうか?
  • 気持ちの良い話ではない、勝手に活用しないで欲しい。
  • 倫理的に心配な技術である
  • 顔認証やAIなど様々なデータと組み合わせて使用されることでより強力になるだろう
  • 昔のように消費者と店のコミュニケーションが失われているため、このような技術が登場するのではないか。

抵抗があるという意見が多かったです。まだまだ議論の余地がある技術ということですね。

自己分析講座

高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、金曜午後は2グループに分かれて自己分析講座をやっています。

前回の講座では、「メタ認知」というものについて解説しました。

自分がなんと考えているか、それによってどんな気持ちになっているか、ということを意識できるようになれば、感情のコントロールをしやすくなりますし、苦手な状況についても見えてきます。

また、自分が考えたことに対して「なぜ?」を繰り返していくことで、自分を苦しめている根本となっている考え方にも気づくことができます。

今回は、そんなメタ認知を踏まえて、自分を変えるための方法について考えました。

自分を変えられるのは自分だけ

これまでの自己分析講座では、今の自分の考え方を捉えて、それがどのようにして生まれたのかについて考えてきました。

性格は生まれついてすべて持っているものではない以上、これまでの人生においてした様々な体験が、今の自分を作ったという考えですね。

しかし、例え環境や、周囲の人の言動が自分を変えるきっかけになっていたとしても、そこに意識を向けている限り自分を変えることはできません。

人は、一人一人が自分の求めることのために行動するものです。

そんな中、「周囲がこうだったらいいのに」と考えていても、自分の思うようには動いてくれません。

自分を変えるために必要なのは、自分が自分のことを「許すこと」「認めること」

そして自分で自分を「褒めること」にあります。

メタ認知で自分を苦しめている原因を探る

メタ認知を意識して普段の生活を送ってみると、自分はどんなことを考えているのかが見えてきます。

その中で、「違う」「そうじゃない」「ダメだなぁ」「なんでできないの?」「バカなの?」「ムリだよ」「どうせできないよ」「失敗したらどうするの?」

こんな言葉を投げかけていることはなかったでしょうか?

もしも、こういった自分で自分を否定する言葉を使っていたとしたら、その場合、自分を苦しめている犯人は自分自身です。

根本的な考え(スキーマ)が原因でマイナスの感情が浮かぶとき、このように自分で自分を追い詰めたり、制限してしまっていることがあります。

自分で自分を苦しめているとき、周囲の人間が、それを直接やめさせることはできません。

自分を苦しめているのが自分なら、それから自分を守ることができるのもまた、自分自身だけなのです。

苦しめている自分から自分を守り、本当はかけて欲しかった言葉、言われたかった言葉を自分に言ってあげること。

そうすることで、自分を変えていくことができるのです。

 

restart_banner