就活SST「職場での問題に対処する」/ワークショップ「日本人選手の海外流出に関しての是非」
目次
新聞読解「統一地方選 大阪は維新、北海道与党系」
以下、記事の要約です。
第19回地方選は7日、11道府県知事選と6政令市長選など前半戦が投開票された。
「大阪都構想」の是非を争った大阪府知事・市長のダブル選はいずれも大阪維新の会が当選した。
唯一の与野党対決の構図となった北海道知事選は自民、公明両党が推薦した前夕張市長で新人の鈴木直道氏が野党統一候補の元衆議院議員、新人の石川知裕を破り当選し、10道県知事を自民系が占めた。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 大阪で維新が当選したということがどれくらいこれからの政界に影響があるのか気になる。
- 自民が強いのだと感じた。
- 盛り上がりに欠ける選挙だと感じた。
統一地方選の結果が出ましたね!
選挙の結果も情報として、入れておきましょう。
就活SST
『さ』で始まる春を感じるものは?
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。
Aグループ「3月」/「桜」/「サイクリング」
今回、Aグループで出た回答はこの3つでした。春を感じる言葉を見ると、ワクワクしますね!
職場での問題に対処する
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、月曜日に就活SSTというプログラムをやっています。
前回までで選択理論についての話が終わったので、今日からは、ビジネスの様々な場面について、対処の仕方を考えていきます。
シーン①
状況
あなたは、学生時代の後輩で他部署にいる新人のAさんから相談を受けた。
「自分の部署の先輩たちは終業時間になっても誰も帰らないので、自分の仕事が終わっても帰りにくくて残業してしまう。
あるとき、定時に帰ろうとしたら『もう帰るのか』と嫌味を言われた」というものである。
このような場合、Aさんにどのようなことを言うのが良いか。
三つ答えよ。
解説
ポイントは、考え方と行動の二つに分けることです。
帰りにくいというのは気持ちの問題だから、その気持ちを変えるための残業に対する考え方を教えることです。
また、行動面では、現実に周りが仕事をしているのだから、帰るときのマナーや話の分かる先輩に相談するようになどの助言がポイントとなります!
シーン②
状況
総務課のあなたは、同じ部署の後輩であるBさんが勤務時間内に処理しきれない仕事を内緒で自宅に持ち帰ってしていることを知った。
持ち帰っているデータには、「秘」扱いのものも含まれているようだ。このような場合、Bさんにどのように注意すれば良いか。
三つ答えよ。
解説
一目で、問題が多そうな文章とわかりますね。
このような事例は、自分で問題点を挙げてみましょう。
この場合、問題点が以下3つあります。
・「秘」扱いの書類やデータを持ち出していること
・勤務時間内に仕事が処理しきれていないこと
・仕事を内緒で持ち帰っていること
上記3点について、気をつけていきましょう。
シーン③
状況
営業1課のあなたが取引先を訪問したところ、商品Xについて尋ねられた。
商品Xの販売は営業2課の担当だが、あなたも多少のことは知っている。このような場合、どのように対処すれば良いか。
順を追って箇条書きで答えよ。
解説
このように、会社として対応を求められている場面では、原則と例外を考えることが大切です。
原則は、商品別に担当部署が決まっているのであれば、その商品について尋ねられたらその担当部署に答えてもらうということです。
例外として、決まっていないのであれば、上司に先に相談する必要があります。
また、当然ですが、急ぎの用件であれば、知っている範囲でのみの回答をしましょう。
間違った情報を紹介しては、会社の品位を下げてしまいます。
この場合は訪問した取引先でのことだから、原則を守りながらの対応が答えになります。
会社は組織で動いているので、担当部署・担当得意先などを意識して行動しましょう。
ワークショップ「日本人選手の海外流出に関しての是非」
高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。
ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。
また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。
今日のテーマは、「日本人選手の海外流出に関しての是非」です。
利用者さんの回答
Aグループ:賛成
Aグループでは、議論した結果、デメリットよりもメリットのほうが大きかったため「賛成」となりました。
メリットとしては、まず選手の成長のチャンスであるということ、年俸がよくなる可能性が高いこと、外国語でのコミュニケーション能力が期待できる、などが挙げられました。
デメリットとしては、選手層の空洞化、日本チームの実力低下、外国語でのコミュニケーションはハードルが高い、といったことが挙げられました。
Bグループ:賛成
大きく3つのメリットがあります。
個人の個性や才能を発揮できること、日本にとどまるより挑戦してもらったほうがノウハウが還元されるということ、海外に強い選手がいる間は日本国内の選手強化や活躍の場ができる、ということ。
デメリットとして、強い選手が減り、日本チームのレベル・人気の低下が懸念されます。
しかし、強い選手が海外へ行っている間は日本人選手を育てる時間にもなります。
また、一時は人気が落ち強い選手が減るかもしれませんが、帰国した選手のノウハウを生かして指導やプレーにつなげてもらえればメリットになります。
スタッフからのコメント
今回のような選択型のテーマでは、メンバーそれぞれの意見をよく聞く力と、賛成・反対の意見をまとめる能力が求められます。
今回はA班・B班ともに「賛成」「反対」を多数決するのではなく、シンキングタイムを経て意見をまとめられていて、よくディスカッションできていたのではないかと思います。