就活SST「職場での問題に対処する」/ワークショップ「今後の携帯電話はどうなっていくか」

新聞読解「料理動画 スーパーで配信」

以下、記事の要約です。

料理動画を配信する新興企業が、インターネットに加え「リアル」の分野で激しく競争している。
各社がスーパーを未開拓市場と位置づけ、電子看板を設置。
クックパッド子会社のクックパッドTV(東京・品川)は8月に大画面モニターでのライブ配信を始め、
エブリー(同・港)は2万4千のコンテンツを強みに連携先を広げる。
小売りが人手不足に悩んでいる事情もあり、各社は市場の掘り起こしを急ぐ。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 動画で売上2倍になるということは、驚いた。
  • ネットや映像の力を改めて感じた。
  • 実演コーナーは人手不足で減ったのではないか。
  • スーパーでの廃棄などで、総菜が減るのは心配だなと思った。

人手不足で実演コーナーに人がいなくなってしまうのは少し寂しい気もしますが、
新しい時代に入ってきたということなのかもしれませんね!

就活SST

『く』『ぐ』で始まる冷たいもの・ことは?

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。

Aグループ「クーラー」/「クーリッシュ」/「軍隊」

今回、Aグループで出た回答はこれらのものが出ました。
一番多かった「クーラー」は、今後暑くなっている中で必須のものですね!

職場での問題に対処する

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、月曜日に就活SSTというプログラムをやっています。

ビジネスの様々な場面について、対処の仕方を考えていきます。

シーン①

状況
Aさんは、後輩で新人のBさんの指導係を命じられている。
ところがAさんは、新人に注意しないといけない場合でも何もしない。
そこで、あなたはAさんに必要な場合には注意をするよう話をすることにした。
この場合、Aさんが新人に注意をしなければいけない理由としてどのようなことが挙げられるか。
三つ答えよ。

解説
まず、新人に注意をする目的を考えます。

目的は、「会社の求めていることことがなされない時に、その通りにさせること」となります。

その目的を達成するために、指導係は指導なり注意をする必要があります。

そのため、指導係や先輩は、注意をしないことは「仕事をしていない」ということになります。
また、注意や指導は、個人のためだけでなく、「会社として」必要なことという視点も大切です。

そして、注意という行為は、新人にとっては人間的な成長につながりますし、人間関係を築く基にもなります。
そういったことが答えとなっても大丈夫です。

注意をする、または注意を受けるということは、する側もされる側もストレスになりますよね。

しかし、会社員として働く以上、注意や指導には向き合っていく必要があるので、
自分が注意をされた時にも、注意をする側は「会社として」注意をしているという意識を持つと楽になるかもしれませんね。

シーン②

状況
あなたが他の部署の後輩であるCさんを食事に誘おうと連絡したところ、Cさんは最近残業続きでそれどころではないという。
聞けば、「先輩たちは定時に帰ってしまい自分ばかり忙しくて不公平だ」と言う。
このような場合、あなたはCさんにどのようなことを言えばいいか。
三つ答えよ。

解説
こういった「不公平だ」というような感情の問題は、
感情(認識)と行動の二つの視点で考えることが大切です。

「本当に不公平なのか」具体的に考えさせることと、
実際に偏りがあるならそれを解決する方法を示すことがそれに当たります。

具体的には、
・部署が違うので担当している仕事が違うので忙しい時期などが違うのではないか
・仕事の仕方や速さは、人によって違う。
・実際に仕事量に偏りがあるなら、上司に相談してみるのはどうか。

「認識が合っているのか」具体的に聞いてみること、また、解決案を提示することを意識してみてください。

シーン③

状況
企業は消費者に対して責任を負っているが、それ以外にも様々な社会的責任を負っている。
どのような責任を負っているか。
三つ答えよ。

解説
責任とは、企業がしなければいけない任務のことです。

したがって、企業が事業をする上で関係すること・関係する当事者を挙げることがポイントとなります。

①従業員(雇用について)
②株主(利益・配当)
③地域社会(騒音や社会問題)
④取引先(品質について)

上記のように利害関係者を意識すると、企業が色々なことを調整しながら事業をしていることがわかります。

「自分だけが何でこんな思いを」とついつい不満になりがちですが、会社の立場を理解することも大切です。

ワークショップ「今後の携帯電話はどうなっていくか」


高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。

ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。

また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。

今日のテーマは、「今後の携帯電話はどうなっていくか」です。

利用者さんの回答:ガラケーがなくなっていく

6人でディベートした結果、ガラケーというものがどんどんなくなっていくと想定されました。

ガラケーがなくなり、その後どのような携帯電話になっていくかと話し合ったところ、①ネットワークについて、②形状の変更、という2点が出ました。

ネットワーク部分については、個人情報の多い本体端末は持ち歩かず、携帯端末でネット上のデータに接続するような形になるだろうと予想。

形状については、メガネ型・カード型での通話、腕時計型など、電話機能を中心に形が変化していくと予想しました。

デメリットとして、お年寄りなどが使いにくいようになっていくと考えられます。

スタッフからのコメント

今回のような議論を、”自由討論型”と呼びます。

明確な答えがないため、事前に言葉・ゴールの定義をしておかないと、議論がまとまりません。

また、人数が多いと意見発表の時間も含め、各自がこまめに時間をチェックする必要がありますね。

それでも時間が足りない場合は、延長できるか相談する、といった手段もあります。

次回以降、実践できるといいですね!

 

restart_banner