就活SST「職場での問題に対処する」/ワークショップ「うどんとそば、国民食といえばどちらか」

新聞読解「70歳雇用 企業に努力義務」

以下、記事の要約です。

政府は15日、希望する高齢者が70歳まで働けるようにするための高年齢者雇用安定法改正案の骨格を発表した。
企業の選択肢として7項目を挙げた。70歳まで定年を延長するだけでなく、他企業への再就職の実現や企業支援も促す。
企業は努力義務として取り組まなければならなくなる。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 70歳まで働きたい人が65%もいるのは意外だった。
  • 義務づけるだけ働ける高齢者が本当に集まるか不安。
  • 70歳まで雇用するというのは初めて聞いたので驚きだった。
  • 高齢者で元気な方は確実に増えていると感じている。

70歳まで働かなきゃいけないのかと思うと、長く感じますね。
ただ、医療も発達して、健康的に暮らせる年齢が上がっているのも事実です!

就活SST

『し』『じ』で楽しみにしているもの・ことは?

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。

Aグループ「新年会」/「親睦会」/「ジーンズを買うこと・履くこと」

今回、Aグループで出た回答はこれらのものが出ました。
親睦会など、皆でワイワイしながらコミュニケーションを深めることは、とても楽しみですよね!

職場での問題に対処する

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、月曜日に就活SSTというプログラムをやっています。

ビジネスの様々な場面について、対処の仕方を考えていきます。

シーン①

状況
あなたは新人のAさんから質問を受けた。課長から、「もっときちんと整った話し方をするように」と言われたが、具体的にどのようにしたら良いか、ということである。
このような場合、Aさんにどのようなことを言えば良いか。
四つ答えよ。

解説
整った話し方とは、以下の2つに気をつけたものとなります。
①いい加減なところがないこと
②具体的な話をすること

①の「いい加減なところがない」とは、
・語尾を伸ばしたりしない
・「えー」「あのー」「それはですね」などの余計なものを省く
などが当たります。

②の「具体的な話をすること」とは、
・一つのセンテンスを短くして、聞いてすぐわかるようにする
などが当たります。

話し方は、その人の印象を決定づける大切なことです。

普段のプログラムなどで意識してみましょう!

シーン②

状況
営業課のあなたは、課長と共に業界関係の展示会の視察に訪れた。会場を見て回っていると、少し離れたところに携帯電話で話し中の得意先Y社のBさんを見つけた。課長に話すと、「面識がないのであいさつしておきたい」と言う。このような場合あなたは、課長をBさんにどのように引き合わせるのが良いか。
順を追って箇条書きで答えよ。

解説
ビジネスシーンでは、目上の人に対する配慮が必要となります。

今回の場面で目上の人は、
①課長
②得意先のBさん
です。

課長への配慮としては、あいさつの前に役立つ情報(Y社との取引情報、人となり)を話しておくことや、
電話後に自分からBさんへの挨拶をするなどが挙げられます。

得意先のBさんへの配慮としては、挨拶をする時に、得意先に課長の紹介を先にすることが挙げられます。

どういう配慮が必要かは、経験が無いと難しいところなので、
具体的な場面で一つ一つ学んでいきましょう。

シーン③

状況
営業課のあなたは、得意先P社を訪問した際、P社が近く子会社を設立するという話を聞いた。このような場合あなたが、帰社して係長に報告するために尋ねておかないといけないことはどのようなことか。
三つ答えよ。(子会社の社名、所在地は除く)

解説
何かリリースされる情報が取引先である時は、そのことで「会社の仕事にどのような影響が出るか」で考えます。

具体的には、会社の売上や取引などです。

子会社設立の場合は、
・子会社の事業内容
・子会社の出向者
・子会社の経営陣
・子会社の営業開始日、設立日
などが挙げられます。

こういった、会社にどのような影響が出るかなど、
「情報をうまく収集して、共有できる」というのは、仕事をする上でポイントとなります。

すぐには難しいとは思いますが、情報収集を積極的にできるように訓練していきましょう!

ワークショップ「うどんとそば、国民食といえばどちらか」


高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。

ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。

また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。

今日のテーマは、「うどんとそば、国民食といえばどちらか」です。

利用者さんの回答

うどんチーム

メリットを3点考えました。
①赤ちゃんからお年寄りまで、老若男女問わず食べられる、という点
②レパートリーが多く、調理が手軽という点
③京うどんなど歴史が古く、関東でもなじんでいる。またモンゴルでの生産が考えられているなど将来性もあること

デメリットとしては2点、
①なじみすぎて飽きるという点。しかし、飽きるくらいなじんでいるという点は国民食としてふさわしい点です
②年越しはそば、という点。しかしお正月は力うどん、と国民食としてなじんでいます

そばチーム

メリットを3つ考えました。
①冷たくて細いので食べやすい、という点
②そばの実は荒地でも育つので、小麦を使ううどんよりも生産しやすい、ということ
③小麦粉とそば粉が割合で混ざっており、様々な美味しさが楽しめる点

デメリットとしてこちらも2点考えました。
①そばアレルギーというデメリットについて。しかし、うどんの小麦にもアレルギーがあります。
②鍋焼きなど、そばに向かない料理もあるという点。こちらも、そばにしかできない料理もあるので反証になります。

スタッフからのコメント

ディベートでは、相手チームの主張や反論に対抗できる意見を複数用意しておくことが求められます。

アイディアとともに論理性、協調性も問われますが、そのぶんディスカッションのよい練習になりますね。

 

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