なんで体に異変が? 副腎疲労の原因

副腎疲労の原因

副腎っていう臓器が疲れてきちゃうと、体調にも精神にもいろいろな悪影響が出てきちゃうんだよね。
そう。
太りやすくなった、体調不良になりやすくなった、疲れがとれない。。。
身体・心の異変は、もしかしたら副腎疲労かも。
副腎疲労って、脳がストレスを感じ続けたときに、副腎に助けを求める、っていうことだったよね。
そう。
今日はメカニズムについて詳しく見てみよう。

ホルモンを作る働きが鈍る

この図で、腎臓の上にある小さな臓器が副腎。
図では片方隠れちゃっているけど、両側に存在しているよ。
ふーん、この副腎が、ストレスと対抗するための重要な臓器なんだね。
副腎は、
・アルドステロン
・アドレナリン
・コルチゾール
といういろいろなホルモンを作っているよ。
ふむふむ。
この中で一番重要なのが「コルチゾール」というホルモン。
脳が疲れたときに分泌されるホルモンなんだ。
つまりこれが、ストレスに対抗するホルモン?
そういうこと。
副腎は、脳から命令を受けて、コルチゾールを大量に分泌するよ。

コルチゾールのはたらき

・血糖値を上げる
・エネルギーを生み出す
・血圧を高める
・精神的・肉体的ストレスに対抗する
・炎症・アレルギーを抑える

このように、副腎が作るコルチゾールには、色々な機能があるんだ。

ホルモンの作りすぎで副腎が疲れてしまう

副腎は、僕たちが生きていくうえで大切なホルモンを作っているんだね。
そう。
でも、副腎も働きすぎると疲れてしまうんだ。
ホルモンの質も低下していってしまうよ。
ふむふむ。
あと、副腎で大量のホルモンが使われるから、他の分泌器官も、ホルモンの質が低下したり、濃度が低下したりするんだ。
なるほど。。。
こうなると、身体全体に影響が出てきそうだね。
そうなんだ。
これが疲労やうつ状態の原因になってしまうよ。
つまり、脳が疲れて副腎に助けを求めるけど、副腎も疲れてくるほどストレスがあると、身体に影響が出てくる。。。ってこと?
そう!
長期的なストレスは、身体にも心にも悪影響なんだ。

副腎疲労の直接的な原因、副腎の負担になること

どういうストレスが副腎に影響するのか見てみよう。

先天的な要因

父親・母親の過去の恐怖体験が遺伝子に刻み込まれていて、生まれた子供の副腎に影響している

後天的な要因

・産まれた際に未熟児であったため、母親とのスキンシップが不足していた。
・子供時代から繰り返し病気がちだった
・小さい頃に手術の経験がある。
・交通事故などによる恐怖体験がある。
・親が離婚する、親に感情的に暴力を振るわれる、などの経験がある。
・家族などの急死を体験する。
・いじめられた経験がある。
・部活の試合や受験などで2回連続で失敗した経験がある。
・親の介護をしているものの、周囲からそれに対して良い評価を受けていない。
・身近な人と何度も口論になっている、または職場でのプレッシャーが続いている。
・度を越えて激しい運動を継続して行っている。
・長期間にわたって栄養が不良している。

心と体の健康のために

どれも、心や体のストレスになることだね。。。
そうなんだ。
強い恐怖、長期のプレッシャー。。。
こういったストレスは蓄積していくよ。
失敗を繰り返してしまったり、身体に無理させたり、ということもよくないんだね。
そういうこと。
ストレスが心や体の病につながるのは、副腎がカギ、ということ!

 

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