認知行動療法講座「スキーマのメリット・デメリット分析」/ 就活対策「会議・打ち合わせ」

新聞読解「楽しい買い物 スマホの導き」

以下、記事の要約です。

テナントからの賃料収入で稼ぐ商業施設でデジタル技術を活用したサービスが相次いで登場している。
イオンモールは2019年度内にスマホ向けアプリを使い、飲食スペースの席の空き状況を伝えるなどのサービスを開始する。
三井不動産はネット通販と店頭の相互送客の取り組みを拡充する。国内の商業施設は出店が飽和状態に近づきつつある。
デジタル技術で利便性を高めて顧客に選ばれる施設を目指す。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 新しい取り組みは当然の流れだと思う。
  • スマホを使えない人には面倒なサービスなのではないか。
  • スマホで本当に便利になったと感じる。
  • リアルタイムさを求められるのでどう運用していくのか心配。

スマホによって便利になってきましたが、逆に使えないと不便な社会となってくるという側面もあります。
スマートフォンなどの電子機器についても、最低限の知識が必要となってきますね!

認知行動療法講座

就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。

前回、様々な早期不適応的スキーマを紹介しました。

早期不適応的スキーマは、同じような経験を幼少期にしたからと言って全員が同じように持つと決まっているものではありませんし、紹介したのはあくまで類型であり、そのものズバリなスキーマを持つとも限りません。

しかし、自分の持つスキーマを探すための参考として、役に立ったのではないかと思います。

今回は、見つけられた自分の不適応的スキーマを変えるための方法について紹介します。

スキーマのメリット・デメリット分析

自分の持つ不適応的スキーマが見つけられたら、それを変えていく必要があります。

スキーマを変える方法には色々なものがあると以前に話しましたが、今回はその中でも、「スキーマのプラス面とマイナス面を書き出す」という方法を取ってみます。

どのようなスキーマにも、何かしらのプラス面、メリットがあります。

何故なら、スキーマはいずれも、元々は自分にとって必要であるために作られたものであるからです。

わざわざ、自分から苦しくなろうとする人はいません。

一見、自ら苦難に飛び込んでいるように見えたとしても、それによって得られるものがあるから行っているのです。

同じようにスキーマも、今現在は自分自身を苦しめていたとしても、作られた際には自分への益があったはずなのです。

メリット・デメリット分析では、そのスキーマに含まれている自分へのメリットとデメリットを双方書き出します。

新しいスキーマを探す

スキーマは、「なくす」のではなく「変える」ものです。

不適応的スキーマのメリットとデメリットが見つかったら、可能な限りメリットは残したまま、デメリットがない考え方を探します。

これが、新しいスキーマとなるのです。

このとき、以下の点についても考えると、新しいスキーマを探しやすくなります。


・「非現実的な部分」はないか
・「明確な基準がない決めつけ」は含まれていないか
・過去の経験の中にスキーマと矛盾することはないか

例:「すべてを完璧にこなさないといけない」

メリット デメリット
職場でも家庭でもあらゆることに手を抜かず、良い結果を出すことに繋がる。 すべてを完璧にこなすことは現実には不可能なので、常に自分を責め、落ち込むことになる。
周囲から「優秀な人」「努力家」などの評価を得られる。 一日のうち、リラックスして過ごせる時間がまったくなくなる。
他人にも完璧を求めてしまう。同僚や夫がだらだらしているのを見ると、「自分はがんばっているのに」と腹が立つ。
いつもピリピリし、他人のミスにも不寛容になるので、「近寄りがたい人」と思われてしまう。

 

このスキーマに含まれた「非現実的な部分」は、すべてを完璧にこなすことはそもそも不可能であるということです。

また、過去の経験に目を向けると、完璧にこなせたわけではないが、問題なく事態が進んだということもあるのではないでしょうか。

このスキーマのメリットを残したままデメリットを無くす例として、以下のようなスキーマが考えられます。

新しいスキーマ

完璧な人間などいない。よい結果を出すのに越したことはないが、ときには失敗したり、中くらいの結果であったりしてもかまわない。それによって、私の価値が下がることはない。

就活対策「会議・打ち合わせ」

リスタートの就活対策講座は、ビジネスマナーについてただ講義を聞く形式ではなく、利用者さん自らで調べ、発表するという形式で進めています。

ただ講義を聞くだけよりも記憶に残りやすいだけでなく、「情報を収集する力」や「他人に伝える力」を磨くことができます。

今日のテーマは、「会議・打ち合わせ」についてです!

発表

今回は、このような内容について発表していただけました!

  • 会議は決定を目的とする。
  • 打ち合わせは、相談や情報共有を目的とする。
  • 発言をする時は、結論から話す。
  • 事前に会議の目的を確認して、準備をする。

スタッフからのコメント

本日のテーマ「会議・打ち合わせ」について、大切なことは以下2点です。

①事前準備をすること
②積極的に参加すること

①の「事前準備」について
会議は、参加者の時間を持って目的を設定し開催されます。

参加者それぞれの方の時間を割く以上、より効率的に進めるためにも事前準備をすることが大切です。

具体的には、意見や材料(問題点、データなど)を用意しておくことなどが挙げられます。

②の「積極性」について

会議に参加するということは、何らかの役割があるということです。

自分に話が振られた時は、意見を言えるようにしておきましょう。

また、自分が発言しない場合もメモを取るなど、積極的に会議に参加しているという姿勢を見せましょう。

「会議に参加する」ということは、業務の一環でもあるという意識を忘れずに、参加していきましょう!