就活SST「職場での問題に対処する」/ワークショップ「朝食はごはんとパンのどちらがいいか」

新聞読解「子育て支援・福祉手厚く」

以下、記事の要約です。

日本経済新聞社が実施した2019年度市区予算調査によると、約9割の市区で社会保障などの扶助が増加し、
子育て支援、医療・福祉で新たな施設やサービスが生まれている。
10月からの幼児教育・保育の無償化に備えるとともに、人生100年時代に向けた福祉の充実へ、市民に求めたり、
民間と連携したりしながら、人にやさしい街づくりを目指す。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 保育士の需要が上がり、福祉が充実化されることを望む。
  • 少子高齢化の日本は、「小さな政府」から「大きな政府」に転換する時なのではないか。
  • 70代の認知症が増えているというのを読んで、70歳まで働くという方向性は酷だなと感じた。
  • 現状で保育士が足りるのか心配。

税金をどうやって使うかは大きな問題ですが、
保育などの福祉についても、人材やお金を割いてほしいですね!

就活SST

『け』『げ』で始まる人生における一大イベントは?

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。

Aグループ「ゲームの発売日」/「結婚を決意する日」/「原付免許を取得する日」

今回、Aグループで出た回答はこれらのものが出ました。
「結婚を決意する日」や「免許を取得する日」は何度も起こるものではないので、確かに一大イベントと言えますね!

職場での問題に対処する

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、月曜日に就活SSTというプログラムをやっています。

ビジネスの様々な場面について、対処の仕方を考えていきます。

シーン①

状況
営業課のあなたは、客先で初めて商品説明をする新人のAさんに、説明するときの注意点や心掛けを教えることにした。
このような場合、どのようなことを言うのが良いか。
三つ答えよ。

解説
商品を説明するときに大切なことは、下記2点です。
①想定問答を用意しておくこと
②分かりやすさ、聞きやすさに気をつけること

①の「想定問答を用意する」とは、
あらかじめ想定される質問を挙げておくということです。

商品の説明に伺っているなら、商品の特徴・値段・他製品との比較など、想定される質問をあらかじめ挙げておく必要があります。

②の「分かりやすさ、聞きやすさ」について

いくら商品が高品質であっても、相手に伝わらなければ意味がありません。

わかりやすく・聞きやすく説明するために以下のようなことに気をつけましょう。
・パンフレットなどを活用する
・礼儀や言葉遣いに気を付ける
・聞きやすい声の大きさや速さで話す
・専門用語などを使わない

シーン②

状況
営業課のあなたが後輩のBさんに、「得意先との商談のとき、いつもいきなり仕事の話から始めるが雑談も大切だ」と話すと、
Bさんは「商談に関係ない話で時間をつぶすのは無駄ではないか」と言う。このような場合、「雑談も大切」と言った理由としてどのようなことを言えば良いか。
三つ答えよ。

解説
この設問では、「雑談」は商談にどのように影響するのか、また、効用や意義について言及したものが答えとなります。

雑談は、一般的にその場を和ます効果があります。

場が和むと、相手も警戒心が軽減しますし、話もはずみます。そういった効果から商談に良い影響が出ます。

そして、雑談によって、人となりや性格がわかるという効果もあります。

相手がどんな人なのか、その情報はとても大切です。

商談のやり方や仕事の仕方、話し方にも影響があるので、「雑談を通して相手を理解する」といったことも意識してみましょう。

シーン③

状況
あなたがいる総務課に新人Cさんが配属された。Cさんは先輩などから注意されるとすぐに泣きだす。
そのため最近ではCさんに対して腫れ物に触るような態度をとる人もいる。このような場合あなたは、Cさんに対して先輩としてどのようなアドバイスをすれば良いか。
三つ答えよ。

解説
注意されて泣いてしまう社員に対しての対応です。

まず、注意されて泣くと、「感情のコントロールができていない」と評価されてしまいます。

そうすると、周りの人にも相手にされなくなってしまったり、居場所がなくなってしまうことにもなりかねません。

また、「注意」というのは、業務の改善を促すためにあるので、そういった目的があって注意をしているということも答えとなります。

感情的に怒っているのではなく、より良くするために注意をしているということを意識しながら、皆さんも日々のことに取り組んでみましょう。

ワークショップ「朝食はごはんとパンのどちらがいいか」


高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。

ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。

また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。

今日のテーマは、「朝食はごはんとパンのどちらがいいか」です。

利用者さんの回答

A班:ごはん

A班では、食べる側であることを前提として議論をすすめました。

まず、小麦粉のグルテンは日本人の体質に合わないことがある、というパンのデメリットが挙がりました。

続いて、パンは手軽で味のバリエーションもたくさんある、という点への反論として、ごはんもおにぎりにすることで多彩な味を手軽に楽しめる、という点がメリットだと考えました。

パンはごはんに比べて若干安価ですが、健康の面などを考慮して、ごはんのほうがよいのでは、という結論です。

B班:ごはん

B班はメリットを4点あげました。

①パンよりもごはんのほうが消化がいい。

②昔から米を食べてきた民族なので、ごはんのほうが日本人にあう。

③ごはんのほうが腹持ちがいい。

④アレルギーはごはんのほうが少ない。

議論開始時点ではパン派のほうが多かったのですが、おにぎりにしたり、冷凍・冷蔵によってごはんも手軽に、工夫して食べることができますね。

また、忙しい平日はおにぎり、土日などゆっくりできる日は定食など、食べ方も様々がるのがメリットです。

スタッフのコメント

どちらのグループもごはんがいい、という結論。

ディベートのコツとして、主張に根拠となるメリットを含むことはもちろん、対する意見のメリット・デメリットも分析することが必要です。

今回はどちらのグループもごはん・パンの意見があり、議論を進めていくなかで各意見のメリット・デメリットを出し合えていました。
 

restart_banner