リス太のコミュニケーション講座~言いたいことが言えずストレス…IメッセージとYOUメッセージを切り分けよう~

K君は相手に言いたいことが素直に言えるようになりたいと思ったことはない?
いつも思っているよ。
でも、素直に言うって難しいよね。
自分の発言で相手に悪く思われたらどうしようかとか、どうやって伝えようかとか、考えなきゃいけないのは分かるけど、考えることがストレスになってしまうことが多々あるんだ。
そうなんだ。
ストレスを感じている時って、感じていることを相手も察していたりするよね。
そうなると、お互いに疲れてしまって誰も得をしないことになるよね。
うーん、どう改善すればいいんだろう?

 

言いたいことが言えずストレス…IメッセージとYOUメッセージを切り分けよう

あなたならどう伝える?

例を出して考えてみよう。
Aさんはいつも待ち合わせに遅刻してくるのでBさんはイライラしているとしよう。
下の2つの言い方を比べてみよう!
どんな印象の違いがあるだろう?

 

1. 「Aさんは、どうしていつも遅れてくる時連絡をくれないの?」
2. 「Aさん、私は心配するから、遅れてくる時は連絡をしてくれると安心できるな。」

 

1は責められている印象を受けるね
そうだね。
そう思っていなくても、「あなたは連絡をくれない人」だと決めつけてしまっているんだ。
決めつけられたことを素直に受け取ることは、受け容れがたいメッセージなら尚更、難しいよね。
同じ事を言っているのに、どうして2は責めている印象を受けないんだろう?
言葉を比べた時に、どんな違いがあるだろう?
2は「私は心配する」「安心できる」という気持ちを表す言葉が入っているね。
そう。
あくまで「私はこう感じている」と伝えているだけだから、相手を決めつけていないし、他人の意見として受け容れやすくなるよね。

IメッセージとYOUメッセージを使い分けよう

自分(アイ”I”)を主語にして話をすることを、Iメッセージ(アイメッセージ)、対して、あなた(ユー”YOU”)を主語にして話をすることを、YOUメッセージ(ユーメッセージ)と言うんだ。
1はYOUメッセージ、2はIメッセージで話をしていたんだね。
IメッセージとYOUメッセージをうまく使い分けることで、相手の意見と自分の意見を切り分けて、押しつけなくて良くなるんだ。

まとめ:IとYOUを切り分けて自然体でいよう

不必要に相手に自分のことを踏み込まれるとやっぱり嫌な気持ちになるよね
そう。
自分も自然体でいられるし、相手に気を遣わせることもなくなるよ。
自分が自然体でいることは、相手のためでもあるんだね。

 

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