認知行動療法講座「ストレスとマイナス感情」/ 就活対策 利用者さんの発表「SNS時代のマナーとリテラシー」

新聞読解「温暖化懸念で『脱ミート』」

以下、記事の要約です。

世界で「脱ミート」のうねりが起きている。健康志向から肉を食べない人が増え、大豆などを原料に使う植物肉が台頭。
食品世界大手のネスレやユニリーバも参入し、味も見た目も本物の肉に近づいてきた。
若者の社会問題への意識が高い欧州では、飼料による地球温暖化への懸念が食肉を遠ざける根底にある。
未来の消費を担うミレニアル世代の嗜好の変化が大企業を動かしている。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • 安心して食べられるので、家庭でも広がってほしい
  • 栄養面で心配があるのではと感じた。
  • 食料問題解決につながるのでは。
  • 味がとても気になる。

温暖化対策や健康志向で植物肉を取り入れていくのはいいですが、肉・魚・野菜バランス良く取るという視点も大事ですね!

認知行動療法講座

就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。

一週間間が空きましたが、前回の講座では、「自動思考」についての説明をしました。

今回は、「落ち込み」「怒り」「不安」という3つのネガティブな感情が、「気分」「行動」「身体反応」「思考」にどのような影響を及ぼすのか、利用者さんに意見を聞いて考えてみました。

ストレスとマイナス感情

人は、ストレスが溜まるとマイナスの感情が沸きやすくなります。

マイナスの感情が沸くと、それが身体反応や行動、思考の内容にも悪影響を及ぼすため、ますますストレスが大きくなってしまいます。

このように、ストレスがかかればかかるほどその状態から抜けられない負のスパイラルに陥ってしまうのです。

そこから抜け出すためには、自分の身体が発するストレスのサインに気が付き、対処していく必要があります。

ストレスへの対処方法や、大本の問題を解決するための方法は今後取り上げていきますので、まずはストレスのサインにはどのようなものがあるか探してみましょう。

落ち込み

●気分
・何をしても楽しくない
・気力が出ない
・イライラ

●行動
・人と付き合うのがおっくう
・引きこもりがち

●身体反応
・寝つきが悪い
・食欲がない
・声が出ない
・めまいや息切れ

●思考
・悲観的
・集中できない
・判断力の低下

怒り

●気分
・腹が立つ
・イライラ

●行動
・攻撃的
・どなる

●身体反応
・身体が強張る
・血圧が上がる
・顔が赤くなる

●思考
・「相手が悪い」と考える

不安

●気分
・神経質
・パニック

●行動
・不安なものを避ける
・確認が増える

●身体反応
・手に汗
・動悸
・めまい

●思考
・危険を過大評価
・自分の対処能力、周囲の支援を過小評価

就活対策講座 利用者さんの発表「SNS時代のマナーとリテラシー」

就労移行支援事業所リスタートの就活対策講座では、利用者さんがプレゼンの練習も含めて、独自のテーマで発表を行っています。
今日のテーマは「SNS時代のマナーとリテラシー」!
利用者さんの許可を頂いて、一部内容をご紹介します!

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が隆盛を極める今日、手軽に情報を手に入れる一方で、間違った報道やニュース、またそうした記事を拡散してしまうケースが増加しています。今回はどうしたら安全かつ、正しくネットを扱えるか実例を交えて、発表をします。

誤ったニュースを拡散してしまった実例

2016年熊本地震の直後、「おいふざけんな、地震のせいでうちの近くの動物園からライオンが放たれたんだが 熊本」というツイートが書き込まれ、2万件以上リツイート(引用)がされた。

しかし、実際はライオンの写真は全く別のものであり、フェイクニュースであることが発覚しました。

うその投稿をした人は、動物園の業務を妨害したとして、偽計業務妨害罪の疑いで逮捕されてしまいました。

男は、「悪ふざけでやった」と容疑を認めているとのことです。

そして、多くの人に拡散されてしまい、誤った情報をたくさんの人が信じてしまったということも大きな問題となりました。

見極めるポイント

こうした嘘のツイートも自分がリツイートしてしまうと、誤った情報を拡散してしまう本人になってしまいます。

そうしたことを防ぐためにも、「見極めるポイント」を下記に記載します。

・違和感に敏感になる
・見出しの過激さに注意を払う
・記事の内容を吟味する
・他のメディアの記事を読んでみる
・掲載しているサイトの評判をチェックする

大事なことは、「すぐに判断せず、一歩立ち止まって冷静に判断することが求められる」ということです。

また、間違った情報の発信者にならないために、「誰が見ているかわからない」といった意識を持つことも大切ですね!

スタッフからのコメント

今回発表して頂いた利用者の方は、何週間も前から準備をして頂き、とても完成度の高い発表でした!

実例を交えての問題点・対策の説明が明確で、聞きやすい発表となっていました。

1コマ分発表をすることはとても大変なことですが、導入から中身・まとめまで構成もよく練られていて、聞いている利用者さんもとても勉強になったのではないでしょうか。

SNSは気軽に使っていますが、皆さんも情報を鵜呑みにしてトラブルに巻き込まれないように気を付けていきましょうね。