リス太のコミュニケーション講座～併用してみよう！スルースキルと心遣い～

Kくん。。。
僕の顔にできたほっぺの傷、そんなに気になる？

えっ、えっ。。。？？
なんのこと？

とぼけても無駄だよ。
さっきからちらちらと見ているじゃない。
目線でばれているよ。

えっ、ばれてたの？

あーあ、僕も気にしてるんだけどなぁ。。。

自分ではそんなに見ているつもりなかったんだけど、不快な思いをさせてしまってごめんね。。。

ううん、大丈夫。
Kくんの目線には気づいていたけど、言葉では言わなかったから、気を遣ってくれているんだなぁというのが伝わってきたよ。

うう、フォローありがとう。。。

相手が気にしているかもしれないことは、言葉で伝えないだけでなく、目線に気をつけて、気づいていないふりをする「スルースキル」も時に必要なのかもしれないね。

でもさぁ、時々「これ、スルーした方がいいのかな」「いや、声かけた方がいいのか」って迷う時ない？

例えば？

相手が泣いている時とか。。。

そうだね、そっとしてあげた方が良いときもあるかもしれない。

でも、無視するのもなぁって思う。。。

そういうときは、メモでメッセージを残したりして、相手が落ち着いたタイミングでこちらのメッセージが受け取れるように工夫するといいかもしれないね。
そうすれば、気づかないふりをするのと、相手を気にかけていることと、一緒にお伝えできるからね。

何かに気づいてもあえてそれをスルーすることと、それでも相手を気にかけていることを伝えるのって、一緒にできるんだね！

うん！
ただスルーするだけだと冷たい印象を与えるし、気にかけていることを伝えているだけでも、過干渉な印象を与えてしまうよね。

目線は言葉には表われないけど、思っている以上に相手に伝わってしまうから、非言語の部分についても心配りできるように気をつけようと思うよ！

そうだねぇ。
ところで、さっき言えなかったんだけど。。。

え、なに？

Kくんのほっぺには、ごはんつぶがついているよ。。。

えーっ！
はやく言ってよ！恥ずかしいじゃないか！

目線を送ってたんだけど、気づいてもらえなかったか。。。

まぁ、外に出る前に気づけてよかったよ。。。
これも思いやりなんだね。。。

2019年7月6日

2019年7月8日