就活SST「職場での問題に対処する」/ワークショップ「子供にスマホは必要か」
目次
新聞読解「金券店を家計の味方に」
以下、記事の要約です。
景気の先行きに不透明感が増し、10月には消費税の引き上げも予定されている。
家計節約の一助に金券店を活用してみてはいかがだろうか。
多様なチケットを取り扱っており、夏休みの旅行には航空会社の株主優待券を使うと通常より格安で搭乗できる。
使わないチケットが手元にあれば、それを売って換金すると臨時収入にもなる。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 金券は非常にありがたいものだと思った。
- 新幹線に乗る時に金券を使うだけで割引されるのは不思議だと感じた。
- 金券の専門店があるのは知らなかった。
- ネットで予約した方が得な分野もある。
金券をうまく利用するだけでお得になるのは、ありがたいですね。
ただ、有効期限や違法なチケットの転売は気をつけていきましょう。
就活SST
『ふ』『ぶ』『ぷ』で始まるおみやげでもらって嬉しいものは?
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートの月曜3コマ目はAグループの就活SST!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。
Aグループ「フカヒレ」/「プリン」/「フルーツ」
今回、Aグループで出た回答はこれらのものが出ました。
「フカヒレ」をお土産で頂いたら、テンション上がりますね!
職場での問題に対処する
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、月曜日に就活SSTというプログラムをやっています。
ビジネスの様々な場面について、対処の仕方を考えていきます。
シーン①
状況
あなたの所属する商品開発部に初めてデザイナーとしてBさんが中途入社した。
ヘッドハンティングしただけあってデザイナーとしてのセンスがよく上役の受けは良いが、部員たちは高慢で鼻持ちならないと言っている。
このため部内の雰囲気は悪くなった。このような場合、あなたは先輩として部員たちにどのようなことを言えば良いか。
三つ答えよ。
解説
新しく人員を受け入れる時には、会社やチームとしても体制を整える必要があります。
具体的には、以下3つのことを意識する必要があります。
①役割の違い
②採用される立場や気持ち
③会社として採用している(目的、意図)
この設問では、デザイナーとして入社して頂いているので一般社員とは役割が違います。
また、どういう態度を具体的にしているかにもよりますが、強い態度は自信の表れとも言えます。
最後に重要なことは、会社として専門のデザイナーを採用しているということ。
必要な人材を意図して採っているいるので、まず自分達が受け入れる体制をどのように作っていけるか考えることが第一です。
そこで、あまりにもひどい態度や言動が見られたら、上司に相談して対応を考えるというのが筋となります。
シーン②
状況
営業課のあなたは新人のAさんから、「係長から、営業担当者は特に誠意が必要と言われたが、具体的にはどのようなことか教えてもらいたい」と言われた。
このような場合、どのようなことを言えば良いか。
四つ答えよ。
解説
ここでは、「誠意」を持って仕事をするとはどういうことなのか、考える必要があります。
下記2点を意識しましょう。
①顧客満足度を上げる(時間を守る、要望に応える、仕事の質を上げるなど)
②マナーを守る(服装や言葉遣い)
営業担当者が誠意をもって仕事するとは、お客様の望むことをくみとって真摯に対応することです。
そのために、仕事の質をあげたり、マナーを守っていくことが求められてきます。
誠意を持った仕事ができるように気を付けていきましょう。
シーン③
状況
自動車販売店営業チームリーダーのあなたは、チームメンバーのBさんが「メンバーはライバル、情報交換や協力なんて無理」と同僚に話しているのを聞いた。
仕事はチームワークでするように言われているが、メンバーの評価は売上成績で決まるからであるようだ。このような場合、Bさんにどのようなことを言うか。
三つ答えよ。
解説
「情報交換や協力なんて無理」と固定観念に凝り固まってしまっているので、「会社」とはどういうものか「業績」はどういうものかということを説明する必要があります。
まず、「会社」とは販売店や事業所という大きな枠組みで仕事をしているという意識を持たなければいけません。
自分の成果だけ考えているなら、会社で会社員として働いている意味もありません。周りと連携をとることを意識してください。
また、販売店の「業績」は同僚の協力によって成果を上げることができます。
よって、情報の共有や協力があってこそ、全体で業績を上げられていることに言及する必要があります。
ライバルを意識して切磋琢磨をすることは大事ではありますが、同僚と良い関係を築いて会社全体の業績に寄与していきましょう。
ワークショップ「子供にスマホは必要か」
高田馬場にある就労移行支援事業所のリスタートでは、月曜日の4コマ目にワークショップを行っています。
ワークショップでは、お題に対する柔軟な発想と、グループ分けされた際の「自分の意見を言う」ことと「他人の意見を聞く」スキルを磨く事を重点においています。
また、司会者は色々な意見を取りまとめるスキルを磨くことができ、発表者は取りまとめた意見を発表する事でプレゼン能力を鍛える事ができます。
今日のテーマは、「子供にスマホは必要か」です。
利用者さんの回答
Aグループ:不要
小学生、とくに6歳~10歳くらいの年齢を対象に考え、その年代にスマホは不要との結論です。
不要とした理由としては、1)経済的な問題、2)電話機能はガラケーや公衆電話、ネットはパソコンなど各機能に代用が効くこと、3)視力への悪影響、という3点です。
経済的な問題、という部分に関して、スマホの定額プランが考えられましたが、定額プランであればスマホよりガラケーでの通話のほうが安価です。
このためAグループでは子供にスマホは不要、と考えました。
Bグループ:必要
Bグループでは、親の庇護下であれば何歳でも子供、と考えました。
そのうえで子供にスマホは必要、としています。
理由としては、1)連絡手段、2)友達同士のつながりに役立つ、3)制限するという考えはよくないと考える、という3点です。
ネット機能は子供には危険なのでは、という意見も考えられましたが、スマホ側の機能でネットを制限することで対応可能です。
スタッフのコメント
・「子供」の年代を定義する
・必要・不要の立場を明確にし、根拠を述べる
・反対意見への反論を考える
今回のワークショップではこの3点が求められました。
「子供」という曖昧な言葉を定義することで議論がスムーズになります。
また、自分たちの立場への反対意見が思いつきにくい、という印象がありましたが、反論を予め予想しておくというのは、頭を柔らかくして考える練習になります。
次回以降も、立場を明確にしたうえで、反論を考える練習をしていきましょう。