就活SST「相手への気遣い」
新聞読解「スマホを車の『鍵』に」
以下、記事の要約です。
国土交通省は10月中旬をメドに道路運送車両法に基づく保安基準を改正し、自動車の鍵の代わりににスマートフォンを使えるようにする。
鍵を持たずにスマホでエンジンを始動できるようになり、カーシェアリングなど車を共同利用する際に鍵を受け渡しする必要がなくなる。利便性を高め、サービスの普及を後押しする。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- 車の鍵に防犯装置もつき、スマホでできるようになったのは驚き。
- スマホをなくしたら困ると思ったが、実物がないと解錠できないなどセキュリティがしっかりしている。
- 鍵が売れなくなり、メーカーが困らないか心配。
- スマホの電池がなくなった時など、不便な時もあるのでは。
スマホで様々なことができる時代になって便利にもなりますが、失くした時のリスクが大きくなりますね!
就活SST
『さ』『ざ』で始まる懐かしいものは?
高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、水曜日に就活SSTをやっています!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。
「サタデーナイトフィーバー」「三輪車」「算数セット」「逆立ち」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・
Bグループ「ZARD」
Cグループ「逆上がり」
言葉を聞くだけで懐かしい気持ちになるようなものがたくさん出てきました!
相手への気遣い
就労移行支援事業所 リスタートでは、今週からグループを再編成し、新たなグループでSSTプログラムを進めていきます。
今日のSSTでは、「気遣い」について考えました。
気遣い、心遣い、気配り、心配り、配慮などなど、日本語には他の誰かを思いやり、気を配ることを意味する言葉が多くあります。
人間関係を築いていく上で、この「気遣い」は重要な意味を持ちます。
気遣いは、相手の気持ちを考え、相手のために行動することで生まれるものですが、人と人との関わり合いの中では、決して一方通行のものではありません。
一般的に、人は他者が自身に向けた態度をその他者に返す傾向があります。
例えば、電車の中で押され、近くの人とぶつかってしまった場面を想像してみてください。
もしもそこで相手が不満げな顔で睨みつけてきたり、舌打ちをしてきたりしたら、怒りの感情が沸くと思います。
しかし、申し訳なさそうな顔で「すみません」と言ってきたら、自分も同じく謝罪をしたり、会釈をするなどして返すのではないでしょうか。
気遣いも同じです。
周囲のことを気遣う人は、周囲からも同じように接せられますが、周囲に無関心な人は自分本位な人であると思われ、周囲からの人からも気遣われません。
関わりの深い人たちと関係を深めていくためには、互いに互いを思いあう、前者の関係が望ましいと考えられます。
また、電車の例がそうであるように、例え赤の他人同士であったとしても、気遣いを見せることがトラブルを未然に防ぎ、マイナス感情を抱かないために役立ちます。
気遣いは、「相手が求めていること」を予想しなければできないので、難しく感じる人もいるかもしれません。
しかし、例え相手の望みとズレてしまったとしても、「気遣いをした」事実は伝わるものです。
良好な人間関係を築き、維持していくためにも、自分がされて嬉しかった気遣いなどを積極的に取り入れていくと良いでしょう。