報連相の勉強 その1 ~ちゃんと相手のこと考えてる?~

ただ伝えるだけじゃいけない、意識するべきポイント

・・・
おや、Kくんどうしたの?
「急ぎでAさんに渡して」って言われたんだけど、Aさんに言ったら「今忙しいんだけど」って怒られちゃった・・・
なるほど・・・伝え方って難しいよね・・・

なんで伝えるのが大事? 報連相を知ろう!

  • もう少し早く相談してくれてれば、ミスになっちゃうの防げたのに・・・
  • 進捗を教えてくれないと、仕事の連携がとれない・・・
  • 仕事が終わったって報告が来ないんだけど、仕事難しいのかな・・・

こんなことを防ぐためにあるのが報連相です。

「わからないことがある」「問題が起きた」と伝える。

この伝えるタイミングが遅くなったり、相手を間違えたりすると、ミスやトラブルにつながってしまいます。

早目に相談していればミスを防げます。

相談の結果、どうなっているかを連絡をしていれば相手も安心することができます。

さらに、仕事が終わったと報告をすれば、上司は次の仕事を考えることができます。

う~ん・・・
伝えるべきことはちゃんと伝えてると思うんだけど・・・
タイミングや内容が関わってくることもあるから、本当に伝え方って難しいよね。
報連相の目的を踏まえたうえで、ちょっと考えてみたいことがあるんだ。
報連相の目的って? ちょっと足りない報連相
K君、Aさんにだけ急いで書類を渡すようにして。
(Aさんだけひいきしてる・・・?まぁいいけど)わかりました。

これだけでは納得がいきませんね。

また、どの程度急いだらよいのかも明確ではなく、Aさんの外出ギリギリのタイミングになってしまうことも考えられます。

ここで、少し伝え方を変えて、急ぐ理由を加えてみます。

Aさんはこれから出張で、新幹線に乗らなきゃいけないんだ。
だからAさんにだけ急いで書類を渡して、内容も説明しておいてね。
(なるほど、準備しているだろうから、早いうちに声をかけてから渡してみよう)わかりました。

いかがでしょうか。

指示の目的や理由がわかると、どの程度急がなければいけないのか、どう渡したらよいか、という気遣いの部分も考えることができますよね。

また次回以降も、出張の予定を確認したら準備を確認しよう、と考えられるようにもなるでしょう。

理由を伝え、考え方も伝達

報連相に限らず、指示や何かを伝えるときは、意味、目的・背景まで伝えられるとよいでしょう。

メールや人づてという手もありますが、伝えるべき相手にきちんと伝わっているのが一番。

直接伝えるのが一番よいでしょう。

こうして、考え方が伝わる、ということは会社の指針が伝わる、ということにもつながります。

会社の指針を理解していれば、業務やコミュニケーションがより円滑になるはずです。

指示をする場合は目的・背景も伝わるようにすること、指示を受けたら目的・意味を考えてみるようにすることを意識してみましょう。

なるほどね~。
「お忙しいところすみません、リス太君からの書類です」とかって言えたのかも・・・
どう?
これをきっかけに、伝え方、受け取り方をちょっと意識してみたらいいと思うな!

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