「もっと早く教えてほしかった」と言われる原因を考える

「なんでもっと早く教えてくれなかったの」と言われる原因を考える

そういえば新しい営業資料の作成ってどうなってる?
ごめん、いまからやろうとしていたところ。
そうなの? 急ぎじゃないけど、早めに進み具合がしりたいんだよね・・・
  • 「なんでもっと早く教えてくれないの」と言われた
  • どのタイミングで伝えればいいのかわからない
  • 上司の考えていることがわからない・・・

仕事は自分だけのものじゃない

悪い状況、ミスほど、早く上司に報告する必要があります。

上司の力を借りて状況を改善すること、さらに悪化するのを防ぐことが目的です。

何かが起きたらすぐに上司に報告する、と心がけていても、「もっと早く教えてくれていれば・・・」という事態は起こりうるもの。

なぜでしょうか。

それは、部下の視点しか持っていないことが考えられます。

「もう少し自分で対応してから」

「もう少し形を整えてから」

「状況が変わるかもしれないし、少し様子を見よう」

と考えて報告が遅くなってしまっていることはありませんか?

「優先度の高い案件が来た」

「後回しにしなければいけなくなった」

こういったことを伝えるのが、つい遅れてはいませんか?

上司としては、そういった情報をできるだけ早く知りたいもの。

同じ「ミス」「トラブル」でも、部下と上司では捉え方が違うことが多いのです。

このため、

「もっと早く教えてくれたら!」

「報連相をしっかりして!」

「そんなのは後でもいい」

「急ぎじゃないとは言ったけど、進み具合は知らせてほしい」

というすれ違いが起きるのです。

いろんな視点を持つ

こういったすれ違いを防ぐために部下として意識したいのが、”上司の視点”というもの。

「ミスが起きたときは早く知らせてほしい」

「収拾がつかなくなってからの報告では遅い」

と上司は思っているはず。

上司は、様々な仕事を様々な部下に任せ、バランスをとっているものです。

部下の視点では些細なトラブルでも、「場合によっては他の人の手伝いも必要になるから、早めに知らせてほしい」というのが上司の視点です。

何か大きなトラブルが起きたとき、自分の仕事の範囲内での影響を考えるのが部下の視点。

しかし上司の視点では、全体への影響も考えている、ということです。

仕事を請け負ったとき、報告の必要があるときに、一度上司の視点で考えてみる、ということも有効です。

「もっと早く言ってくれれば」という言葉の意味が考えられるようになるでしょう。

とはいえ、考えすぎて報告そのものが遅れちゃっては意味がないよ。ただ怒ってるだけじゃない、ってことが理解できると思うんだ。
上司の視点で観てみる、ってことが大事なんだね。意識してみるよ!

 

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