できる人になるための、上手な「相談」②

言いにくいことがある! 上手な伝え方

ねえねえ、ちょっと聞いてほしいことが・・・
どうしたの?
先輩が作った書類、実はけっこう大きな間違いがあって・・・
なんて言ったらいいかな・・・?
っていうかそもそも言うべき!?
  • 上司のミスを見つけてしまった・・・
  • 先輩のミスなんて、指摘したら怒られそう・・・
  • 言いにくいことがあるんだけど・・・
「空気を読んで言わない」
っていう人が多いと思うんだけど、それじゃダメなんだ。

言った方がいいけどとても言いにくい!


先ほどの例のように、上司の仕事でミスを見つけてしまった場合などは、言いにくい・伝えにくいと感じる人が多いのではないでしょうか。

  • 売上が下がってきている・・・
  • 営業方法の改善が求められている・・・
  • 上司の仕事のミス、このままじゃ大きな影響が出そう・・・

こういったことも、伝えたほうがいいことですが、とても伝えにくいもの。

マイナスの内容の報告は、上司や先輩にはとても言いにくいですね。

しかし正直に伝えるということも必要。

そういったときは、「相談があるのですが」と切り出します。

「少々よろしいでしょうか」などと相談の形で切り出すとよいものです。

大きなトラブルに発展するまえに、ミスに気づいたらさりげなく「相談」の形で伝えましょう。

「差し出がましいことですが」といったクッション言葉も忘れずに。

言い方が悪ければ「ミスを指摘したからって偉そうに」などと取られてしまうこともあります。

否定形の言葉をなるべく使わないよう、気を付けるとよいでしょう。

言わなくてはいけないけれど、とても言いにくいこと

  • 少し数字をごまかそう。
  • 違法な取引だが外部に知られなければ大丈夫。
  • 損失が出るから言わないでおこう。

こういった気持ちは、正常な倫理観を持っていればおさえることができます。

しかし、

  • 上司の命令に逆らえない
  • 怒られるからと報告できなかった
  • 損失が怖くて言えなかった

という状況があるのも事実。

こういった、倫理観がぶれてしまった、倫理観が失われてしまっている状態が、不祥事としてニュースになってしまいます。

偽造報告、不正利用、違法取引・・・

こういった不祥事は、正常な倫理観が失われてしまったために発生しているものです。

上司の間違いを指摘するといったことも、時には必要なのです。

相手の間違いって、指摘しにくいものだよね・・・
本当そうだよね・・・
タイミングとかもあるし・・・
かといって、放っておいては大事になってしまうこともあるんだ。
上手に伝えられるよう、普段から相談方法の練習をしておくといいね。

 

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