不安から自分を解放してあげる処方箋 ~その1 自分を労わる~
不安の原点を理解し、自分を労わるヒントに
- ネガティブな気分・・・
- 漠然とした不安におそわれている・・・
- どうしたらいいか、自分でもわからない・・・
不安のモトを理解して、適切に対処できるようになりたいね。
ってよく考えちゃうな。
いいことが起こる可能性も、悪いことが起こる可能性も50%ずつ
これから起こるのは、いいことでしょうか?
それとも悪いことでしょうか?
実際にそれは100%確実に予測できることではありません。
「体調が悪い、自分は弱い・・・」と考えていても、ただ疲れているだけだったり。
「ミスをしてしまった、怒られてしまう・・・」と考えていても、怒られない可能性もあれば、同僚がフォローしてくれる可能性だってあります。
未来の予測は100%確実なものではないのに、なぜかこんなふうに否定的に捉えてしまいがち。
否定的に捉えてしまうと、そんな自分がさらに不安を強めていってしまいます。
例えば、「同僚は怒られていないから・・・」と考えてしまえば、「なんで自分はこんなにダメなんだろう」と焦ったり、「自分は何をやってもダメ・・・」とさらに否定的になったり。
「体調が悪い、自分は弱い・・・」と考えてしまっても同じで、「自分には仕事は向いていない」なんて自棄になってしまったり。
しかし、こんな負の連鎖は、否定的に考えてしまうクセが勝手に作り出しているのです。
たしかに「自分はダメだ」って思うことってあるけど、そう思うと落ち込んでいっちゃって、どんどんネガティブになる・・・
この負の連鎖におちいらないために、自分に肯定的になれるようトレーニングしていけたらいいと思うよ。
自分を否定するのではなく、肯定的に
実は人間は、感情に従って行動したほうがラクになれます。
- 「疲れた」
- →「自分はダメなやつだから、休んではいけない」
こんな風に捉えてしまうと、自分をどんどん苦しめていってしまいます。
休めないから効率が落ちるばかりか、「休みたい」欲求を押さえつけることもストレスに。
- 「疲れた」
- →「ここまでやったらしっかり休もう」「休んだらここまで頑張ろう」
疲れた・休みたい、という希望を叶えてあげたほうが、自分を苦しめることは圧倒的になくなりますね。
にも拘わらず、「ミスをした」「疲れた」=「自分は劣っている」と捉え、「劣っている」ということを無理矢理押し殺そうとして、疲れてしまうのです。
ミスは良いことではありませんが、自分を否定するのではなく「頑張ったけど仕方がなかった・・・でも、次は気を付けよう」と思えたら、ずっとラクではありませんか?
自分が回復できる方向に考えられるようになれば、自分のことを否定的に考えてしまうことも減っていきます。
ネガティブになりがちなクセが、自分を苦しめてしまうんだ。
「自分はダメ」と押さえつけて自棄になるのではなくて、「ちゃんと頑張ったから」と自分を労わってあげられるようになりたいね。