不安から自分を解放してあげる処方箋 ~その5 不安・不調は悪いものではない!?~

調子が悪い、不安になる、それは誰にだってあるもの

リス太君も、不安がないわけじゃないんだよね。
不安になることはあっても、上手に対処している、ってことだね。
うん!
でも、不安になること自体は、悪いことじゃないんだよ?
えっ・・・?
不安は悪いものじゃないの?
ネガティブなものであるのは確かだけど、「あってはいけないもの」ではないんだ。
  • 辛い、苦しい、ということを他人に言いにくい。
  • 体調が少しくらい悪くても、気にしない。
  • 明るくて元気な人を見ると、羨ましいと思う。
不安になること=悪いこと。
そう思っている人が多いのも事実だね。

調子が悪い! そんなときどうする?

  • 疲れたなぁ・・・
  • 集中力が落ちてきた・・・
  • しっかり寝ても、眠気が強い・・・

こんな相談を受けたら、あなたは何と言いますか?

おそらく優しいあなたは、「休んだらいいんじゃない?」と声をかけると思います。

しかし、自分がこんな悩みを持っていたとしたら、あなたは自分でどう考えますか?

  • 疲れたなぁ・・・でも休んじゃいけない、頑張らないと。
  • 集中力が落ちてきた・・・でも休んでる場合じゃない、みんなも頑張ってるし。
  • 眠い・・・でも今休んだら周りから怒られる・・・

こんなふうに考えてしまうことがあるのではないでしょうか。

他人の苦悩は「休んだら?」と労わることができるのに、自分の苦悩には「いや、まだダメだ」と奮い立たせようとする。

とくに日本人に多い傾向のようです。

調子が悪くても元気に振る舞っていたほうがいい・・・

そのように考えてしまうクセがあるようです。

もしかして理想を追っているだけなのかもしれない

  • 疲れていても、職場付き合いには顔を出さなきゃ。
  • 体調がよくないけど、元気に振る舞わなきゃ。
  • いつだって明るく元気な人がうらやましい。

こんなふうに思ったことはありませんか?

明るく元気な友達を、羨ましいと思ったこと。

「いつも元気でいいね」と言われたこと。

そんな経験はありませんか?

社会において、人前では「いつも元気で明るい」ということを求められているのではないでしょうか。

いつも元気で明るい自分を、求めているのではないでしょうか。

たしかに、明るい・元気な状態というのは理想です。

しかし、人それぞれ持っている体力は違います。

そして、調子がよくないのに無理をして「元気で明るい」を振る舞う必要はないのです。

以前「不安がなさそうで羨ましい」って言ってくれたよね。
これって「不安がない人」を僕が求めているから、ってことなんだね。

つらい状況の上手な受け止め方とは

誰にだって不調はあるもの。

誰だって不安になるもの。

しかしそれらを表に出さず、明るく元気に振る舞いたい・・・

やはりこれも「休みたい」という自分の本能に抗っているから、苦しいのです。

辛い時は、辛いということを認めましょう。

伝えて、休むとよいでしょう。

本能に抗っているから辛いのです。

だから苦しんでしまうのだ、ということを理解しましょう。

無理して頑張ろうって思うから、どんどん辛くなっていっちゃうんだね。
そういうこと。
辛い時は、自分がいま辛いと感じている、っていうのを認めて、伝えられるといいね。

 

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