不安から自分を解放してあげる処方箋 ~その18 周りに合わせる必要はない~

周りに合わせる、焦る。そんな必要はない!

学校を卒業したら、みんな一気に就職するよね。
どうしてすぐ就職しなきゃいけないのか・・・
と考えたことはない?
その疑問、正しいものだと僕は思うんだ。

「なぜ就職?」と悩んだこと、疑問に思ったことはありませんか?

  • 卒業をしたら、ブランクを空けずに就職をしないといけない。
  • 卒業が確定していないのに就職先を決めないといけない。
  • みんな卒業後はすぐに就職をしているから、自分もそうしないといけない。
  • 自分に向いている仕事がわからないから、就職活動に自信がない。
みんなに合わせて・・・
ってやっぱりみんなあるんだね。
うん、誰しもが悩んだことがあるんじゃないかな・・・
だから、こういう風に悩むのは正解。
そして、焦る必要もないし、必ず周りに合わせることもしなくていいと、思うんだ。

合わせようとするから焦る


たとえば、大学卒業後の進路について考えてみましょう。

進路としては、卒業直後から働き始める、新卒での採用が大多数でしょう。

新卒採用は圧倒的な求人数であり、また新卒採用の期間を逃してしまうと、「既卒」という数の少ない枠での就職活動になってしまいます。

この新卒採用を目指して、ほとんどの学生が就職活動をします。

しかし「新卒採用でないとダメだ」と思い込んでしまっているのはなぜでしょうか?

もしかして、新卒採用が当たり前のことだと刷り込まれているために、それ以外の選択肢が見えていないのではないでしょうか?

そもそも、正社員として働いたことがなく適職もわからないのに、なぜ突然就職をするのでしょうか?

まず色々なことを体験し、経験を積むことが先決なのではないでしょうか?

その経験から、適正や好きな方向を見定めていくのが大切なはず・・・

このように考えたことはないでしょうか。

多数派でいないといけない、という意識

  • 自分が何をしたいか、はっきりしていない・・・
  • 適職診断の結果に、あまり納得がいかない・・・
  • 今は就職するよりも、目標や目指したい姿を見つけたい・・・

しかし、世間は就職する人が圧倒的多数です。

周囲もそうしているし、両親もそう望んでいる・・・・

これが現状ですね。

焦って決めると、そのうちズレが生まれる

ここで、仮に無理をして新卒採用の枠に飛び込んだとします。

これは周囲に流され、両親の要望に応えたものであるため、自分の中では「何がしたいのか」が判然としていない状態です。

このため、心の奥底では「このままでいいのか」「これでよかったのか」と不安が残っています。

焦って決めて、頑張れる場合

不安でも、継続したほうがよい場合もあります。

  • ここで頑張ってみよう
  • やれるだけやってみよう
  • 適職かもしれないからやってみよう

と思える場合です。

そのまま仕事を継続したほうがよいでしょう。

ズレが生まれてしまうことも多い

しかし、実際にはズレが生まれてしまうことのほうが多いものです。

  • 考えても不安になるだけだから、考えるのをやめよう
  • 黙って周囲に合わせておいた方が無難

このように自分の本質から目を背けてしまった場合、自分をごまかしているということになってしまいます。

自分の心の奥では納得ができていない、という場合は、やはり不安が残り、不満が溜まっていきやすいものです。

不安や不満が蓄積された結果、「周りに合わせていた」状況からは外れてしまうのです。

周りに合わせて、要望に応えて、自分のやりたいことを抑えていたんだね。
そうすると、やっぱり自分は苦しんでしまうよ。
でも、そこで爆発して初めて、やりたいことの方向が見つかることもあるんだよ。

 

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