Excelお役立ちワザ講座 基本操作編②  ~行列の順番を入れ替える~

就労移行支援事業所 リスタート では、毎週木曜日にPC講座をやっています。

PC講座では、主にExcelとWordを対象に、事務職で作成する書類を練習で作ったり、関数を紹介したりといった内容を扱っています。

Excelお役立ちワザ講座では、PC講座の中では紹介しきれない、便利で役立つExcelのワザを紹介していこうと思います。

今回からは、主に行列の移動などで役立つ操作を紹介していきます!

ワザ①:行や列の順番を入れ替える

表を作っているうちに、特定の行や列の位置を入れ替えたくなることってありますよね。

Excelには、そんなときのためのコマンドが用意されています。

さっそく試してみましょう。

まず、移動したい列を選択します。

選択後、隣の列との境界線上にカーソルを合わせてドラッグすることで、列を丸ごと移動することができます。

隣の行に移動してみました。

しかし、ご覧の通り、元あった列には何もなくなり、移動先の列を上書きしてしまいました。

このように、ただドラッグした場合は上書きして移動の操作になってしまいます。

そこで、今度は「Shift」キーを押しながら移動してみます。

この通り、隣の列と入れ替えることができました。

今回は列でやってみましたが、行の場合も同じく、選択して「Shift」キーを押しながらドラッグで入れ替えができますよ!

ワザ②:表の中にある行列だけ入れ替える

先ほどは行や列を丸ごと入れ替えてみました。

しかし、表の作成中は、行列丸ごとではなく表の中の一部だけを入れ替えたいということもあると思います。

今回は行で挑戦してみましょう。

位置を入れ替えたい行全体ではなく、移動したい横一列のセルを選択します。

この状態で、下にある行との間にカーソルを持って行き、「Shift」キーを押しながらドラッグします。

順番を入れ替えることができました。

この操作を知っていれば、あとから表の順番を操作したい時に、コピー&ペーストを繰り返さずに済むのでラクですよ。

ワザ③:行や列のコピーを挿入する

ワザ①で、「Shift」キーを押さないでドラッグすると移動先のデータを上書きするとお伝えしました。

この操作はあまり使う機会がないかもしれませんが、一方で「特定の行(列)のデータをコピーして他の部分に挿入したい」という場面はあるかと思います。

そんなときは、一度挿入して空きの行(列)を作り、そこにコピー&ペースト・・・という方法でもできますが、もっとカンタンにやる方法があります。

では、今選択している行を”行9″と”行10″の間に挿入してみましょう。

ドラッグする際に、今度は「Ctrl」+「Shift」を押してください。

挿入と同時にコピーすることができました。

この操作を使うことで、行と行、列と列の間に素早くコピーすることができます。

なお、行や列に限らずセルを選択して行うこともできるので、ぜひ活用してくださいね!

今日のまとめ


行(列)を選択して
「ドラッグ」:移動して上書き
「Shift」+「ドラッグ」:位置の入れ替え
「Ctrl」+「Shift」+「ドラッグ」:コピーして挿入