不安から自分を解放してあげる処方箋 ~その50 自分の気持ちを我慢しがちな人へ~

自分の気持ちを我慢しがちな人へ

  • 行動に迷ったとき、「みんなはどうしているんだろう」と他人の考えを知りたくなる。
  • みんなと同じ行動をしないと、あとになって責められるような気がする。
  • 流行りに乗っておかないと、恥ずかしい思いをする。
他の人の考え方、他人の目線が気になっちゃう・・・
自分の考え方よりも、他人の考え方を優先して、我慢しちゃってない?

どうして自分の気持ちを我慢してしまうのか?

周りの意見に従った方がいい、と思っていませんか

迷ったときは、自分の気持ちと相談して、自分が好きだと思う方を選べば、前向きに進むことができます。

その道でも、きっと後悔することや失敗することもあるでしょうが、自分が好きな方を選んだという満足感・充実感が、壁を乗り越えるのを支えてくれます。

しかしそんな気持ちを我慢して、気持ちで選ぶのではなく周囲のアドバイスに従おう、と周囲に合わせてしまうことはないでしょうか。

  • 迷ったとき、みんなはどうしているんだろう・・・どうするのが正しいんだろう・・・
  • みんなの基準に合わせられなかったらどうしよう・・・
  • みんながやっているんだから、自分も合わせないといけない、合わせたほうがいい・・・

自分の気持ちを大切にしていないと、周囲の意見で自分の気持ちを押さえつけてしまいます。

これでは満足感が得られないだけでなく、自分の本心がどんどんわからなくなっていってしまいます。

  • 就職しているけど、この会社で働いていて後悔しないんだろうか・・・みんなの意見が聞きたい。
  • 付き合っている人がいるけど、本当にこの人でいいんだろうか。嫌いではないと思うが、自分の本心がわからなくなってきた。

自分の気持ちを押さえつけていると、周囲の意見・常識・当たり前といった外部の基準ばかりになり、自分を信じられなくなってしまいますね。

「こうしたほうがいいだろう」と振り回されていませんか

  • こうするのが正しい。
  • こうしたほうがいい。

悩み・迷いの答えを出そうとするとき、「したほうがいい」と考えることはないでしょうか。

この考え方は、あたかも自分の気持ち、本心だと勘違いしてしまいがちなもの。

  • みんなも結婚しているし、自分も結婚したほうがいいんだろうな。
  • 他の人にも言われたし、転職はしないほうがよさそうだ。

自分の本心かのように感じてしまいがちですが、これらは自分の気持ちではなく、実は外部に基準を置いている状態。

結局、「したい」「したくない」という自分の気持ちを我慢して、「したほうがいい」と思考しているのです。

しかし大事にしたいのは「考える」ことじゃなく、「したいか、したくないか」。

「したほうがいい」にとらわれているうちに、自分の気持ちを押さえつける癖がついていってしまいます。

我慢する自分を責めていませんか

  • 色々な人と話してみたいけど、できない。
  • 転職したいけど、できない。
  • 資格の勉強をしたいけど、できない。

自分の気持ちを押さえつけて「こうしたほうがいいという思考」に振り回されるうちに、「したいけど、できない」と自分を責め始めてしまいます。

話してみたいのなら、「こうすべき」「しないほうがいい」と考えるのではなく、話してみたほうが満足感が得られます。

転職したいのなら、周囲の意見に振り回されず、転職に向けて動き出す方が結果として満足を得られます。

それなのに、気持ちを我慢し周囲の意見を重視して「したほうがいい」「すべきでない」に振り回されていませんか?

  • 話してみたいけど、そうすべきじゃないんだろう。話す方を選べない自分が情けない。
  • 富や名誉がほしい。でも手に入らない、そんな自分が悔しい。

まるで「神になりたいのになれない」そんな自分を責めているかのように見えてしまいます。

自分の気持ちを押さえつけて考えることと、周囲の考えの方を優先することが、自分を苦しめる原因になるのです。

 

restart_banner