不安から自分を解放してあげる処方箋 ~その51 我慢する自分を責めないで~
目次
できないのは、疲れているからかも
- みんながやってるんだから、自分もやらなきゃいけない。
- こうするのが正しいことなんだろう、と自分の気持ちを諦める。
- みんな結婚しているし、自分も結婚したほうがいいんだろうな。
やりたくないから? 疲れているから?
他の人はこうだから・・・という追従スタイルが染みついている?
- 他の人はどうしてるんだろう?
- あとで責められたくない・・・
- 流行りに乗っておかないと恥ずかしい思いをする・・・
他の人はどうしているんだろう、とか、みんながやっているから、と、自分の行動の基準を他人や世間に求めていませんか?
こうすべきなんだろう、とか、しないほうがいいんだろう、と選択の前に思考し、踏みとどまってしまっていませんか?
結果、他人の基準での選択をしていないでしょうか。
自分が求めるものでない選択をすると、その目標の達成にはかなりのストレスがかかります。
他人基準の行動するのはストレス!
私たちは知らない間に、「周りがこうだから」「世間一般ではこうだから」と考えるクセがついています。
だから、自分がしたいと思う方向はあるのに、そちらへ進もうとすると「いや、周りに合わせるべきだろう」と方向転換しようとします。
自分が選んだ選択ではないので、行動をするにしても乗り気にはなれないでしょう。
さらにそのあとの行動も、後悔をしたり失敗をしたときに持ちなおすのが辛いものになります。
自分の気持ちで選択しないというのは、苦しい選択なのです。
本心が「やりたい」と思う方向を選べば、そのあとの行動も気分よく、楽しみながら、目標も高く維持できるでしょう。
目標の達成のために頑張る意欲も、「自分がやりたいこと」だから高いものになります。
自分基準なら楽しく過ごせる
自分の気持ちが「やりたい」と思う方向に進んだとしても、必ず壁にぶつかります。
失敗することも、悩むことも、もちろんたくさんあるでしょう。
しかし他人基準の選択をした場合に比べれば、乗り越えるパワーも意欲も強く自然なものです。
「やらなくては」「やらないと落ちこぼれになる」と自分を責め立てる必要もないのです。
他人基準のまま進めば、意欲は沸かないのに、そんな自分を追い立てて苦しい思いをしてしまいます。
当然のことのようですが、「周囲がこうだから」「他の人はこう言う」と選択で踏みとどまる人は、ここに気づくことができなくなっています。
楽しくても、疲れることはある!
ただし、自分基準で本当に「やりたい」ことを見つけ、その方向に進んだとしても、「疲れた」「もう嫌だ」という日もあるでしょう。
スランプだととらえることもあります。
しかし、それは実は単なる疲労です。
体力には限界があり、それを無視して走り続けることはできません。
そのことは認めてあげて、自分への休息を与えてあげましょう。
もし「我慢しなきゃ」「頑張らなきゃ」と感じたとき、どちら?
もし今、あなたが「嫌だ」「したくない」と感じているとしたら、
それは、好きなことを選んだ結果、走り続けたことによる疲労ですか?
それとも、他人基準で本心ではないことをしているからですか?
「我慢しなきゃ」「頑張らなきゃ」と感じているときは、自分の心と相談してみるようにしましょう。