就活お役立ち講座⑪「真似をして覚える」

就労移行支援事業所リスタートでは、毎週月曜日就活対策講座を行っています。

就活対策講座では、ビジネスマナーや面接の練習など、就職活動をする上で必要なスキルを学んでいます。

「就活お役立ち講座」では、今まで講座で行ったものの復習や、今後必要となってくるであろうスキルについて紹介していきます。

優秀な人の真似からはじめる

仕事のスキルは、その多くが先輩の指導のもとで実務経験を積むことによって磨かれていきます。

OJT(On the Job Training)が重要視されているのもそのためです。

しかし、初期段階のOJTは、新入社員研修と合わせて3か月ほどです。

では、その後はどのようにしていくべきでしょうか。

おすすめしたい方法が、優秀な人の真似をすることです。目標にしたい人や憧れの人をモデルにして、その人の行動を真似るのです。

営業成績を上げている人、電話応対が得意な人、プレゼンが上手い人、会話が楽しい人など、あなたのお手本になる上司や先輩、同僚がいるはずです。

もし、モデルになりそうな人が職場にいなければ、取引先の担当者でもかまいません。

どちらにせと、モデルを持って仕事に取り組むことでスキルやマナーを正確に、具体的に、そして効率的に身に着けることができます。

上司としても、自己流で間違った方法を身に着けるより、優秀な人のまねをして正しいやり方を身に着けてほしいと思っています。

繰り返し真似ることで本物になる

人の真似をするのは、テクニックなどだけではありません。

言動や外見などを真似ることで、その人の考え方や習慣を身に着けることができます。

その人のスタイルを繰り返し真似ることで「本物」になっていきます。

そして本物になったら、自分のアイディアを加えて、「個性」が発揮できるようになります。

こうしたことは、心理学的な研究により明らかにされており、「モデリング」という名称で社員研修にも取り入れられています。

入社で最初の頃に覚えたことは、生涯忘れません。

一生の財産を先輩からしっかりコピーしましょう。優秀な人の真似をすることは、あなたが「なりたい自分」になることの第一歩です。