ありのままに生きるための自己肯定感講座 ~その26 打算でも大丈夫~

「瞑想」でマインドフルネス。

どんなことでも「自己肯定感アップの手段」にできる

瞑想、という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

瞑想とは、心を「今・ここ」に結びつける手段です。

瞑想をすることで、ネガティブ思考のループから抜け出すことができます。

自分のしている呼吸を意識したり、

右手・右足など体のパーツごとに存在を実感したり、

呼吸やパーツへの感謝を唱えたり。

これらは、「思考」ではなく、「今・ここ」を見つめる状態にしてくれます。

こうしてネガティブから脱することができれば、マインドフルネスな状態になることができます。

  • 自分は今、こんなことを嫌だと感じている。
  • 私が今ネガティブになっているのは、こういう出来事を思い出しているからだ。

このように「今・ここ」に生きる状態の自分に客観的に気づけている状態がマインドフルネスな状態です。

この二つのことで、日常の色々なことでマインドフルネスを実感してみましょう。

嫌なこと・恨み・妬みを、自己肯定感に昇華する

例えば、嫌な仕事を依頼されたとき。

面倒だと思っていても、断ったら怒られる・嫌われるという心配があるから、いやいや引き受ける。

そうすることで相手は楽にはなりますが、「押し付けられた」「私は大変なのに」「時間をとられた」と恨むことになります。

そして「引き受けなきゃよかった」と自己肯定感を低下させていきます。

しかし、嫌な仕事を引き受けつつも、自己肯定感を高めていく方法があります。

集中、というマインドフルネス

まずは、嫌だという気持ちにマインドフルネスな状態、客観的に自分を見ている状態で気づくこと。

そうすれば、次の二択になるはずです。

「依頼を受けた方が、相手の幸せに近づける」と、自分が「愛」を与えられていることに気づくこと。

もしくは、「打算もあるが、責任を遂行したら相手に貸しができるから、積極的にやってみよう」と心に決めること。

このいずれかがあれば、相手を恨むことなく、自己肯定感を下げることもなくなります。

さらにここで、「心」をプラスします。

引き受けた仕事に対して、真剣に・集中して、心を込めて挑むのです。

この「心を込めて、真剣に・集中」という状態は、実は瞑想ができている状態。

嫌なことであっても、マインドフルネス・自己肯定感を高めるためのステップにできるのです。

嫌なことはしない=自由、ではない!

嫌なことは断ったり、意思表示をしたりすべきです。

しかし、仕事が嫌だからと無断欠勤を繰り返していては迷惑になりますし、我慢したくないからと暴力・暴言の行為に出るのもいけないこと。

嫌なことだからと自分勝手にしていいというわけではないのです。

それでも「やりたいのに、立場上できない」「タイミングが悪い」などの問題もあるでしょう。

そういったとき「できない」と思うと自己肯定感を下げてしまいます。

ここで「責任を遂行する、積極的にやる」という覚悟と、「集中・心を込める瞑想」との二つが有効です。

育児・仕事の板挟み状態で、自由がない。
→どれも自分の意思で選んだことだから、と、「積極的に引き受ける」
→今すべき仕事・育児に「集中する」、「心をこめる」

このことで、自己肯定感も下げず、かつ誰かを恨む・妬むといったこともなく挑戦できます。

ここでどれかを放り出してしまえば、「できなかった」「自分だって頑張ってるのに誰も助けてくれない」とまた自己肯定感が下がっていく一方です。

瞑想・マインドフルネスと、覚悟・集中という手段を使えるようになれば、日常のいろいろなことで、自分の自己肯定感を高められるようになるでしょう。

 

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