自己分析「Myキャラ作成」

就活SST

現在、高田馬場の就労移行支援事業所 リスタートでは、リモートによるプログラムを行っています。

今日は、自己分析のプログラムを行いました。

久しぶりの講座となることもあり、今現在自分でどれだけ自分のことを理解しているかを知るために、「Myキャラ作成」を行いました。

自己分析の目的

改めて、自己分析講座の目的を確認したいと思います。

自己分析講座の目的は、大きく分けて2つあります。

① 他者に伝えられるようになること

まず1つ目は、自分のことを知り、他者に伝えられるようになることです。

就職活動のために必要となるのはもちろん、就職してから、ストレスなく長く働いていくためにも、自分のことを他者に伝えるというのは大切です。

人に説明するためには、それだけ自分自身が理解している必要があります。

どんな経歴があって、どんな学校を出て、今どこに住んでいるのか、といったようなプロフィールは考えなくとも自分で把握していると思います。

しかし、自分の向き、不向きや、得意な状況、苦手な状況などについてとなると、とたんに難しいと感じる方もいるのではないでしょうか。

特に障害者雇用の際に重要になるのが、「障害特性」と「配慮事項」です。

自分がどんな特徴を持っているのかだけではなく、「どのような場所や状態であれば働きやすいのか」を伝えることが重要です。

障害を持っていても、こんな配慮があれば問題なく働けると伝えておけば、企業側も安心して採用しやすくなります。

また、配慮をもらえることで、働く側としても過ごしやすくなるはずです。

そのためにも、「自分の持つ特徴は何か」「それはどうすれば対処できるのか」をしっかりと知っておく必要があるのです。

② 考え方を変えてラクになること

自己分析のもう1つの目的は、自分の考え方を変えてラクになることです。

自己分析では、過去に起きた様々な出来事を振り返り、それが自分に与えた影響を紐解いていきます。

その中では、多くの「自分の考え方を作った」出来事が出てきます。

動物が何かに触れてケガをすると以降そこに近づかなくなるのと同じように、人は心が傷つくと、以降同じ目に合わないようにと避けるための思考を作ります。

そうして作られた思考が、かえって自分自身が苦しむ原因となることがあるのです。

例えば、幼い頃友人に裏切られたと感じると、また裏切られて苦しむことのないように、「人を信じてはいけない」といった思考が作られることがあります。

しかし、この思考を持っていると、人に心を開くことができないため、人間関係を思うように構築できず、以降もずっと苦しんでしまうことになるかもしれません。

このような、過去の出来事によって作られた思考を自己分析の中で見つけたら、それを変えることで、生きやすい人生にしていくことができるはずです。

Myキャラ作成

Myキャラ作成は、イラストと吹き出しによって自分自身を可視化するというものです。

以下のステップに沿って行います。

ステップ①
中央に自分の絵を描きます。

この絵には、好きな服、顔や髪型の好きな特徴、もっともお気に入りのものを含めるようにしてください。

これは、表面的な自分自身の姿です。

言葉で伝えずとも周囲に伝わる、自分が表に出している情報ということですね。

ステップ②

吹き出しを使って、自分の内面的な特徴を表現していきます。

①○○が好き
②○○が苦手
②○○に見えるけど、本当は○○
④○○力が高い

といった形で、自分の特徴を思いつくままに書き出していきます。

ステップ③

出てきた吹き出しに対して「なぜ」そうなのかを考え、理由をまたフキダシとして追加していきます。

そうしていくと、複数の吹き出しの間に関連性が見えてくることがあると思います。

関係していると感じた吹き出しがあれば、矢印で繋いでみてください。

まとめ

Myキャラ作成を行うことで、自分自身の「好き」や「嫌い」から、自分を形成している「考え方」の片鱗が見えてきます。

今後の自己分析講座では、過去を振り返り、そこで生まれた考え方を知ることで、今の自分を知り、さらに変えることができる部分は変えていくことを目指していきます。

 

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