不安から自分を解放してあげる処方箋 ~その66 「今できること」をやるのが不安なら~
目次
もし、「今できること」をやるのが心配なら・・・
過去・未来よりも、「今」は受け入れにくい
過去の失敗、他人からの否定。
その記憶が強いと、「どうせうまくいかないから」と諦めてしまいます。
未来への不安、今すぐ実現できない欲求。
それらも、「どうせ叶わないんだから」と諦めたり、何から手を付ければよいのか不明になり結局やらずじまい。
・・・どれも「今」を受け入れて、今、目の前にあって、できること・したいことを叶えるというところからスタートしていきます。
しかし、不安の記憶が強いほど、「今」を受け入れられません。
そんな人への処方箋です。
最初に不安を感じるのが普通
- やりたいことがある。
でも「そんなことは役に立たない」「安定を捨てるのか」などと否定されるのが怖い。 - 理想があるけど、自分には手が届かないのだろうと思う。
続かないのではないかという不安がある。 - できることをやりたい。
でも、正解かどうかわからない。
自分の気持ち、自分の本心の欲求を優先して、「好きだ」「したい」と思うことに取り掛かる。
それは、今、目の前にあることを達成していくことから始まります。
しかし、「これで合っているのか?」 「失敗したら顔向けできない」と不安になることもあるのではないでしょうか。
理想、夢を叶えるため、まずは意欲・モチベーションの向上を考えます。
目標達成のためにその時、目の前にあって、できることが、部屋の整理・整頓から始まることもあります。
しかし、「部屋なんか片づけたところで・・・」と踏みとどまってしまうような場合です。
- こんなことをしていていいのだろうか。
- 達成したところで、誰かに認めてもらうことはできるのだろうか。
続けていく中でも、そんな不安も発生することでしょう。
本当の「好き」なら、誰かの言葉に困らない
しかし、それでも自分が「好き」で「やりたい」と思ったことだから、不安があっても、先行きが見えなくても乗り越えていくパワーがあります。
理想を叶えるために、勉強を頑張ったり、習慣を改善したり。
就きたい仕事に就くために、資格の学習を始めたり、先輩たちに追いつくための実践練習をしたり。
誰かに「そんなことをしていていいの?」と言われても、「好きなことだから、大きな成果はなくても楽しみながらできている」と言い切れるのです。
そんな中で、どんどんスキルを覚え、経験を積んでいきます。
大変な道だったとしても、「好き」なことの原動力で、自分の意思で乗り越えていけるのです。
自分の本心というパワーがあればどんどん能力や経験、かける時間も満足度もアップしていきます。
自分のための時間をかけることで、どんどん自信がついていくのです。
もし途中で、世の中の潮流が変わったら
- 今できることをやっている。
しかし、本当にこれでいいのだろうか。 - 今は好きでやっているが、もし世の中が大きく変わったとしたら、自分は対応できるのだろうか。
今時点の理想を叶えるため、目の前にあることを積み重ねていきたいと思う。
しかし時代が大きく変化したら、自分がやってきたことが無意味になってしまうのではないか。
不安を抱えている人は、こんな不安もあり飛び込めないこともあるでしょう。
それでも、「好き」のパワーに裏付けされた無意識というのは強いもの。
自分の本当の気持ちに素直になって進めていれば、時代が大きく変わっても、自分のしたいことを続けるための対処法を見出すこともできます。
もしやりたくないことを続けなくてはいけない、というときであれば、時代の変化に合わせるのを苦痛だと感じ、辞めてしまうこともあるでしょう。
しかし自分の好きなことであれば、時代の変化に合わせて対応するよう、自主的に考え、対処していくことができるのです。
不安もあるし、自分でも半信半疑
半信半疑なのは、おそらくみんながそうです。
しかし、「好き」であれば壁を乗り越えるパワーがあります。
他人にとっては小さな成果でも、自分を満足させることができます。
そんな自分になる、ということも、すぐに叶うことではないのです。
そしてそんな自分の本心に気づくために、今、目の前にある、できること。
これを積み重ねる時間は、必要です。