怒らない自分になる⑤ 魔法の言葉で怒りを中和
どうでもいい人には怒ったりしないからね。
どうでもいい相手には怒りは起きない
お客様窓口は、今や最先端のアイディア箱
もし、使っている商品に不備・不満があったら、あなたならどうしますか?
何も言わない、と言う人がいちばん多いでしょう。
しかし、何も言わずにその商品を継続購入する割合はわずか1割。
残りの9割は他者製品の購入へと流れて行ってしまいます。
一方で、不備・不満を窓口へ伝えた場合、その問題が解決されれば高確率で再購入してもらうことができるのだそう。
さらに、そうして商品への愛ゆえに不備・不満を伝えてくれるお客様は、口コミでその製品を広めてくれます。
企業側は広告費をかけることなく、口コミという堅いルートで新規顧客を獲得することができます。
クレームというのは、実は改善点であり、その解決でさらに関係を深めることにもつながるのです。
あなたと関係を築きたいから
親、上司、友達。
あなたへの叱咤も、同様です。
あなたとより深い関係を築きたいから、関係を続けたいから、その妨げとなる問題を「怒り」という形で知らせてくれているのです。
その問題を解決することができれば、あなたと相手はもっとよい関係になれるでしょう。
怒られたからもうだめだ、と諦めてしまうのはよくないでしょう。
信頼関係をより深めるチャンスなのです。
一歩踏み出して、怒りの原因の解決を考えましょう。
解決できたら、魔法の言葉を使う
怒られてしまったときは、これまでのテクニックを使って怒りを解決してあげましょう。
そうしてあなたが働きかけることで問題を解決できれば、必ず関係はよりよいものになります。
相手の怒りを解決することができたら、感謝の言葉を伝えましょう。
気づかせてくれて、ありがとう。
それは、今後の関係を考えてくれてのこと。ありがたいことだ。
そんな感謝の言葉は、言われたほうも嬉しいものでしょう。
幸せなときは、誰かから感謝されたとき。
誰かへの感謝の気持ちを抱いているときも、また幸せなもの。
怒りを解決できたときに「ありがとう」を言葉にすることで、お互いが幸せな気持ちになることができます。
この感謝の言葉で、あなたと相手の関係はさらに深く、強固なものになることでしょう。